これまでモスクワの街で出逢える詩人プーシキンをコレクションしてきましたが・・・（【モスクワで出逢う偉人シリーズ】国民的詩人プーシキン）さらにもうひとつ、お気に入りのプーシキン像が加わりました。
おやすみ中のプーシキン！Памятник «Отдыхающий Пушкин»ちょうど木漏れ日のしたで、うとうとしながら詩作しているようです。
場所は、新アルバート通りのドム・クニーギの裏手にあるボリシャヤ・モルチャノフカ通り10番の彫刻家ルカヴィシココフのアトリエです。
邸宅のなかにも、忘れられた大作がたくさん眠っているのでしょうか・・・！
△門はしっかりと施錠され、入ることはできません。門の外から柵越しにプーシキン像が見えるため、憧れの方のプライベートを覗き見てしまったような気分！？
△モスクワの街角に新しい発見を届けてくれる愛読書『路上のミュージアム』（宮崎朋菜、鈴木玲子、豊田菜穂子・著 群像社）で教えてもらいました。御本の中では、この中庭にはかつて、ブルガーコフ 『巨匠とマルガリータ』の像も２つ見ることができたことが分かります。今は寝そべるプーシキン像のみ。運転手大カラスの像と悪魔の舞踏会へ連れ去られるマルガリータの銅像は、どこへ行ってしまったのでしょう・・・！『路上のミュージアム』はモニュメントから新たなモスクワ を紐解く優秀なガイドブックであると同時に、かつてここに銅像があったことを記す貴重な歴史書でもあります。
