私が小学校1年生だった時にも、国語の教科書には『おおきなかぶ』がありましたが・・・今も変わらず愛され読まれ続けているようです。
国語としてきちんと日本語を学び始めるその第一歩として、こんなにも長く選ばれ続けている作品がロシアの昔話だなんてすごいことですよね。桃太郎やうらしま太郎と同じように、日本人なら誰もが知っているおはなしのひとつではないでしょうか。
『おおきなかぶ』(福音館書店)A.トルストイ再話、内田莉莎子・訳、佐藤忠良・画
“うんとこしょ どっこいしょ それでもかぶはぬけません” その日本語の美しい世界は、ロシア文学者の内田莉莎子さんによる翻訳によるところも大きいのではないでしょうか。早稲田大学露文科を卒業し、ポーランドに留学、ロシア、ポーランド、チェコなどの優れた児童文学・昔話・絵本を翻訳して日本に紹介しました。福音館書店からはロングセラーとして愛されている内田莉莎子さんの作品がたくさんあります。
△『ゆきむすめ』 内田莉莎子・再話、佐藤忠良・画 (福音館書店)
こちらも、佐藤忠良さんとのコンビで愛され続ける1冊。(佐藤忠良さん関連☆【今日のロシア料理】函館 五島軒)
△『しずかなおはなし』 サムイル・マルシャーク文、ウラジミル・レーベデフ絵、内田莉莎子・訳(福音館書店)
△『てぶくろ』 ウクライナ民話 エヴゲーニー・M・ラチョフ絵、内田莉莎子・訳(福音館書店)
△『マーシャとくま』 E・ラチョフ絵、M・ブラートフ再話、内田莉莎子・訳(福音館書店)(関連ブログ☆【今日のロシア】マーシャとくま)