いよいよ、モスクワの街には、車も人も増えてきました。デリバリー配達員のみ利用していたレンタサイクルですが、明日6月1日からは一般の利用も可能となっています。(手袋着用の上、なるべく消毒してから利用することが推奨されています。)
先週に引き続き、スーパーマーケットや公共交通機関では、マスク&手袋の着用が必須となっており、ソーシャル・ディスタンシングのための注意書きが見られます。
△公共交通機関のなかでも、地下鉄に比べると、バスやトラム、トロリーは車両が小さく、座席の距離も近いため、三密の危険性が高いように感じます。
△地下鉄の切符売り場
△しっかりと距離を保って、無料で手を消毒できます。
△市内数カ所の地下鉄駅構内の自動販売機では、引き続きマスクや手袋を販売中。こちらはマヤコフスカヤ駅。
△マスク30ルーブル。日本でも自動販売機で飲み物とセットの“冷やしマスク”が販売されて話題になっているようですね。
そして明日6月1日からは、小売店やクリーニング店、靴や衣類の修理、そしてショッピングモールもオープンします。(来客・店員ともに
お洒落マスクも流行中で、ユニクロなど各ブランドでもオリジナルマスクが登場予定。マスクと手袋の色柄でコーディネートを楽しむ人もいれば、全く着用せずに歩いている人も見かけます。また、マスクを顎かけにして、必要な時にさっと着用できるスタイルも流行しています。
△スーパーマーケットには除菌グッズの特設コーナー。
△フェイスシールドも!レジの店員さんが実際につけていました。
これまでは近所への必要な食料品&薬品などの買い物やペットの散歩、ゴミ出し等以外の外出は出来ませんでしたが、6月1日からは健康を維持するために散歩やスポーツをするための外出が認められるようになりました。(マスク着用。ソーシャルディスタンスを保ち、遊具,ベンチ等の使用不可。自宅から2km以内の範囲内であれば通行許可書を申請する必要はないが住所を確認できる書類を携行のこと。なお、散歩は9時~21時、スポーツは朝5時~9時の間で週3回
また、新型コロナウイルス感染対策のため、5月9日には航空パレードのみの実施で、その他の関連行事が延期されていた対独戦勝75周年記念日の催しは、6月24日に実施されることが発表されました。(【ロシアの新型コロナ対策】【ロシアの記念日】戦勝記念日の航空パレード 2020)一方、アメリカのトランプ大統領は、6月のG7サミットの延期を明らかにしています。
日本では6月19日からプロ野球開幕が予定されていますが、ロシアのサッカー・プレミアリーグも6月21日から始まる予定だそう。2018年開幕戦はロワールドカップでロシア代表を奇跡の快進撃へ導いたGKイーゴリ・アキンフェエフ選手のいるツェスカ・モスクワvsロストフを観戦。(【スポーツ】ロシア国内プレミア・リーグ観戦!ツェスカ・モスクワ VS ロストフ)そして2019年開幕戦は、ロコモチフ・モスクワvsゼニト・サンクトペテルブルクを観戦しました。(【スポーツ】ロシア国内プレミア・リーグ観戦!ロコモチフ・モスクワ VS ゼニト・サンクトペテルブルク)
まだまだ感染者の多いロシアですが、段階的に経済活動を再開しつつ感染防止を進めています。モスクワも“ウィズ・コロナ宣言”です。