ロシア式ティータイムといえば、サモワール(ロシア式の湯沸し器)と伝統菓子のプリャニク(複数形がプリャニキ)です!
蜂蜜とスパイスを混ぜ込んだ素朴な味わいの“ロシア版ジンジャーブレッド”で、中身はフルーツのジャムやコンデンスミルクが人気です。スーパーマーケットでよく見かける長方形タイプや丸いもの、ロシア土産としてマトリョーシカ型などユニークな形もものもあります。クリスマスだけのお菓子ではなく、一年中ロシア人の愛するお茶のお供です。
モスクワで特によく見かけるのは、トゥーラとポクロフのプリャニクです。
△こちらはスーパーマーケットでよく見かけるトゥーラの長方形プリャニク。
△モスクワ近郊の町トゥーラには、のプリャニクの博物館もあります。街中にはたくさんのプリャニクをテーマにした銅像や、お店がありました。
☆モスクワ通信『サモワールとプリャニキの街トゥーラ(1)ロシアのお茶文化を訪ねて』
△ポクロフのプリャニクの特徴は、カラフルなアイシングのタイプと芸術的なチョコレート・レリーフのタイプです。
☆【ロシアのお菓子】 ポクロフのプリャニク
△比較的お日持ちするので、さまざまな型に入れて成形したり、カラフルにアイシングしたりした、テーマ&ご当地プリャニキもロシア土産の定番になっています。お祭りの屋台にも見かけます。
△手工芸品の展示場などへ足を運ぶと、プリャニキとともに、プリャニキを作るための可愛らしい木型なども売られていたります。
☆民芸品市のЛАДЬЯ(ラディア)〜Зимняя сказка(ウィンター・ストーリー)〜
△最近では、プリャニキの美味しさを再発見!アエロフロート・ロシア航空がデザートにアエロフロート印のプリャニキを提供したり、お洒落なレストランのデザートでプリャニキ味を見かけたりも。(関連ブログはこちら)
△子どもたちも大好き!中央子どもデパートに、ロシア民話を題材にした巨大プリャニキのお城が登場したこともありました!(関連ブログはこちら)
今も昔もプリャニキは、ロシア人の大好きなお茶菓子なのです。ぜひ熱々のお紅茶と一緒にお召し上がりください。
(おまけ)ちなみに、ロシアのスターバックスやカフェで、スパイシーなチャイティー・ラテを注文するときにには、“пряный чай латте”(プリャーヌィ・チャイ・ラテ)と注文します。確かに、あの甘くてスパイシーな感じ、プリャニクのチャイラテというネーミングがぴったりです。(関連ブログ☆СТАРБАКС КОФЕ スターバックス コーヒー 2017)