実はサウナ全般が苦手なわたし。ロシア風サウナのバーニャにも、とても興味があるものの、今まで何度お誘いいただいても、苦手意識からなんとなく挑戦できずにいました。しかし、今日ついに、バーニャに挑戦する時がやってきました。
△モスクワの人気バーニャのひとつ、赤レンガが素敵なКраснопресненские бани。こちらは男性用入り口。
△真ん中にレストランを挟んで、女性用入り口。観光客も多いのか、施設内も全て英語表記がありました。
△受付で施設利用料金を支払います。手ぶらで来た場合には、バーニャ用のフェルト製の三角帽子とスリッパを購入し、バスタオルとガウンをレンタルすることができます。もちろん、常連さんはお気に入りのものを自宅から持参しているので無料です。
△石鹸やシャンプーなど洗面用具や化粧品なども販売していました。バーニャの後でもう一度メイクする方はメイク道具も。
△バーニャの帽子は、いろいろな色柄があります。バーニャで購入すると、そのバーニャのマークなどが入っていて記念になります。バーニャ用品は、スーパーマーケットなどでも購入できます。
受付で指定された番号の小部屋と貴重品を預けるロッカーを利用します。カーテンで仕切られた小部屋には、テーブルと長椅子があり、ここに荷物を置いて着替えをしたりバーニャの合間にゆっくり休んだり出来るようになっています。
準備ができるとシャワーブースで身体を洗い、いざバーニャへ。年配の方から若い方まで朝からたくさんのロシア人女性が利用していて、バーニャ人気の高さを感じます。(営業時間:朝8時〜23時)
ログハウスのような木の香りのする薄暗いバーニャへ入ると、係りのおばさまがしっかりとドアを閉めて、かまどの中の石に水をかけはじめます。シュー!と石が焼ける音とともにバーニャ内には蒸し熱い蒸気がいっぱいに広がります。おばさまが手にしたタオルをぶんぶん振り回して、なかの空気を循環させると息苦しいほどの熱気が。おばさまは最後に「Девченки, желаю Вам здровье!(お嬢さんたちに健康が訪れますように!)」つぎつぎと願い事をしながら、バーニャ内の女性たちに水を振りかけていくと、しぶきを受けた女性は「Спасибо!(ありがとう!)」と答えていました。
ログハウス内は、戸口に近い場所から階段上になっていて、上に行くほど温度が高いため、上級者は上へ。一番上は寝転べるスペースになっており、大判タオルを敷いて横になったり軽い柔軟体操をしている人もいました。白樺の枝を濡らして自分の身体にさらに水を振りかける人、または枝で叩いて血行を促進させている人、ひたすら目を瞑って滝のような汗の流れを感じている人・・・思い思いの時間を過ごし、自分の良い加減になると自由に外へ出ていきます。バーニャの外の施設も充実しており、冷たい冷水プールで泳いだり、天井近くの桶の紐を引っ張り頭から冷水を被ったり、氷が置いてあるスペースで肌を冷やしたり・・・
△私たちは、飲み物を頼んでゆっくりおしゃべり。一番人気はやっぱりビールですが、この日は蜂蜜とレモン入りの緑茶にしました。(寝ている方もいるので大きな声で話すと注意されてしまいます)隣のレストランから食べ物もオーダーできるようでしたので、お好きな方は健康ランド風に一日ゆっくりと過ごせそう!?裸の付き合い、ではありませんが、リラックスして過ごせるひととき。
さっぱり汗を流して、心も身体も軽くなった気分!まだまだ初心者ですが、もう少しいろんなバーニャを試してみたくなってきました。
Краснопресненские бани http://www.baninapresne.ru
Адрес: Столярный пер., 7 строение 1, Москва