旅先で新年を迎えた今年は、おせち料理を用意して年越し蕎麦を食べ、お雑煮ではじまるお正月を過ごすことが出来ませんでしたので、年始から初売りセールのショッピングモールへ食材を調達に。
△巨大なクロックスシティモールКРОКС СИТИ МОЛЛ。展示場もあり、ここを訪れるのは『ロシア観光博覧会 在ロシア日本国大使館 JAPAN DAY』で司会をしたとき以来です。
モスクワ市内に数店舗を構えるハイバー・マーケットの«Твой Дом»は、ロシアへ引っ越してきたばかりの方にオススメしたい場所です。私たちは新生活の立ち上げ時、家具は郊外の大型家具店へ(関連ブログ☆ロシア家具なら«ГРАНД»へ)、日用品や食材はショッピングモールやスーパーをはしごして・・・と市内を右往左往してしまいましたが、この«Твой Дом»なら、名前の通り、君ん家に必要なものを何でも揃えてます!というお店で、2階は家具、1階は日用品と食料品・・・と、家に必要なだいたいのものが揃ってしまうからです。
△2階も、
△1階も、広くて迷子になってしまいそう・・・!
質より量!?とにかく安くて何でも揃う市内の大型スーパーのАшан(アシャン)のような日常づかいのスーパーに比べて、モスクワの外れに位置していることもあって週末に車でまとめ買いに訪れるような客層を対象にしているのでしょうか、お野菜や果物の陳列も比較的綺麗で種類が多く、輸入食材も充実しています。
そして特筆すべきは、“日本食材の売り場”があること!“アジア食材コーナー”は一般のスーパーでもみかけますが、日本に特化している食材売り場は珍しいです。そういう面でも、いきなりソ連時代の趣きを残すようなスーパーで衝撃を受けながらロシア語の食品に囲まれるよりも、初めてのロシアで生活を始める外国人の方にとっては、日本製品も見かける安心感のなかでソフトにロシアのスーパーに馴染めそう・・・!?
△醤油などの調味料以外にも、日本食材店でしかみかけないような日本語表記の食品がいろいろ!(関連☆日本食材店 «НИППОН» ニッポン Цветной бульвар店)
もちろん、安いわけではないのですが、ロシアにおいて日本食といえば、高くてもヘルシーで美しく美味しい料理ですし、ロシアで日本製品と言えば、高くても質がよく信頼できる製品という位置づけです。そのため、特に高級志向セレブ層のロシア人の方に人気があります。
△ほかにも日本製のティッシュペーパーや洗剤、日本酒など、さまざまなコーナーで日本製品に出逢えます。(関連☆【ロシアのなかの日本】高価でも日本ブランドが人気!無香料のウェットティッシュと赤ちゃん用品)
さて、遅ればせながら私はお雑煮の材料を調達。鶏肉、海老、人参、大根、椎茸・・・切り餅とお気に入りのお出汁は日本から。(残念ながら、かまぼこなど練り物はありません。)そして、ほうれん草の代わりにロシアで愛用しているのが、ビーツの茎と葉!ボルシチの赤色で知られるビーツは“赤かぶ”と邦訳されるため蕪の仲間と思われがちですが、実はホウレンソウ科。葉も茎も栄養価が高く、茹でてもビーツの赤が綺麗で、味もしっかりほうれん草です。お浸しによし、和え物や炒め物によし、もちろん、お雑煮にも綺麗に映えます!ロシアならではのお気に入り食材のひとつです。(関連☆モスクワ通信『ロシアで味わいたい!ビーツいろいろ』)
一方、こちらは「なにかひとつ好きなおやつを買っていいよ」と聞いて、スイカ味のガムを前に真剣に悩む息子。まだまだ可愛いな。(関連☆【ロシアの食】スイカ!メロン!きゅうり!?ロシアで人気の瓜系フレーバー)
«Твой Дом» https://tvoydom.ru
Address: Mkad 66 Kilometr, Moscow