ロシア文化フェスティバル IN JAPANの人気シリーズの新刊『続々・日露異色の群像』(生活ジャーナル)が出版されました!出版記念パーティの司会にお声がけ頂き、弾丸帰国!ロシアナウンサーのお仕事で日本で呼んでいただけるのはいつも幸せです。
ロシア文化フェスティバル日本組織委員会の長塚英雄事務局長の責任編集のもとで、日露文化史のなかで活躍した90人の人物にスポットを当て、その人間ドラマを評伝の形でまとめあげた内容の濃い1冊です。第1巻は2014年に当洋書店より、第2巻は2017年に生活ジャーナル社から刊行されました。パーティは、女優でロシア文化フェスティバル日本組織委員会副委員長を務める栗原小巻さんのご挨拶と、この本の序文を執筆してくださった河野雅治・元駐露日本国大使の乾杯でなごやかにはじまりました。
パーティでは、執筆者の先生方にそれぞれのテーマについて一言お話いただきました。ウラジオストク西本願寺住職夫人の「戸泉米子」について執筆してくださった極東連邦大学のモルグン・ゾーヤ教授はウラジオストクからかけつけてくださいましたし、最初の駐日ロシア領事である「ゴシケーヴィチ」について執筆してくださった極東連邦大学 函館校の倉田有佳教授は函館からご出席下さいました。
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ほかにも、音楽評論家の梅津紀雄先生は「ヴァイオリニストのモギレフスキー」についてお話くださいました。小野アンナの名前は教本でもよく知られていますが、大正・昭和前期の日本において、ヴァイオリニストを育ててきたモギレフスキーについて初めて深く知ることが出来ました。作家の石村博子先生は、ロシア料理店スンガリー創業者の「加藤幸四郎」の評伝についてお話くださいました。ステージ横には、幸四郎さんの長女にあたる加藤幸子様の姿も。(次女は歌手の加藤登紀子様です!)
日本に本格的にロシアバレエをもたらした「オリガ・サファイア」については、跡見学園大学の川島京子准教授が、またロシア文化フェスティバル日本組織委員会の役員を務められ、日本バレエ界の発展に貢献された「薄井憲二」先生については法政大学の鈴木晶名誉教授がお話くださいました。
帰りの飛行機のなかで、私も楽しみに読ませて頂きます。すでに次作の構想も進んでいるようで、今から楽しみです!