ソ連時代の食堂をテーマにしたファミリーレストラン・チェーンといえば・・・Вареничная №1 (ヴァレニチナヤ・ノーメル・アジン)
△店内はどこもかしこも、ソ連!!!ソ連時代のプロパガンダ・ポスターでいっぱいの壁、テレビではソ連映画が流れ、ラジオやアイロン、電話や時計や秤、花瓶におきあがりこぼし・・・家具も雑貨もソ連の雰囲気で一杯です。
△ソ連時代、パンを求めて並ぶ行列
さて、ヴァレニーチナヤというのは、ヴァレニキやさんという意味。ヴァレニキは、餃子のように小麦粉の皮で具材を包んだお料理です。ボルシチやキエフ風カツレツなど、今ロシア料理の定番となっているお料理には、ウクライナ発祥のメニューも多いのですが、このヴァレニキもウクライナの伝統料理です。
△広いロシアにはシベリアの方にも小麦粉の皮で包んだ水餃子風のペリメニがあります。違いはいろいろありますが、ペリメニは生のお肉や魚を入れるため、火が通りやすいように薄めの皮で小さめに包みます。一方、ヴァレニキは、すでに火が通っているものを包むため皮が厚手でもちもちしており、中身も肉類だけでなく、ジャガイモ、きのこ、キャベツ、さくらんぼなど甘い果物のヴァレーニエ(果実の形が残っているジャム)と種類豊富です。
△特別メニューのサーモンとイクラの親子ヴァレニキ。
△ロシアの定番人気スープのひとつ、緑のボルシチ!
△ロシアで人気のオブレピーハの紅茶(☆【ロシアの食】松ぼっくりを味わう!?☆【ロシアの食】ロシア美人の素!?人気フルーツоблепиха(シーバックソーン))この赤地に白い水玉の食器セットがなんともソ連ぽい!
△テーブル会計のロシアでは、レシートを入れる容器もお店の雰囲気に合わせて工夫されており、食後の楽しみのひとつですが(【ロシアあるある】テーブル会計のおたのしみ)、こちらはパスポートケースでした。
△市内にたくさんの店舗がありますが、こちらのトヴェルスカヤ通り店は、入口を挟んで向かい側がモスクワ観光名所のひとつにもなっている帝政ロシア時代からの高級食材店エリセーエフスキーになっています。
Вареничная №1 http://varenichnaya.ru/