寒くなって来た今夜は、お鍋!ロシアで手に入る材料で作る和食には、食材の調達からいろいろな手間と工夫が必要です。さて、お鍋の材料はどうでしょうか?まずはモスクワ中心部のスーパーマーケットからみてみましょう!
△スーパーの常連というわけにはいきませんが、旬の時期にはやや小ぶりの白菜(Китайская капуста 中国のキャベツ)という名前で売られています。
△細ねぎはハーブ類コーナーにいつもありますが、長ねぎは常連というわけにはいきません。日本よりも小ぶりで固めです。
△大根はロシア語でもДайкон(ダイコン)です。人参はつねに美味しくいただけますが、大根おろしにつかう大根も不定期で、ややこぶりです。こだわりの醤油を日本から持参する人も多いですが、寿司ブームにより一般のモスクワのスーパーでも寿司の材料は手に入るようになったため、おろしポン酢(大根、レモン、醤油)はモスクワのスーパーでも揃います。
△しいたけやえのきなどは一般のスーパーではまだまだ運が良ければ出逢えるという感じで、ロシアのきのこ売り場はまた日本とは少し違うラインナップ。(関連☆【ロシアの食】ロシア土産に“幻のきのこ”チャーガ!ロシアのきのこ事情)
△キムチや美味しい豆腐、水菜やもやし、ニラなどもアジア食材店や、足を伸ばして中国やベトナムの市場へ出かけると入手できます。スーパーには日本製の真空パックのお豆腐もありますが、もちろん日本に比べると驚きの値段。(【モスクワで日本食材】【日本食レストラン】和食に嬉しい野菜や魚の配達も! Сайзен(さいぜん))
△スーパーのアジア食材コーナーでも、最近のアジア食ブームで、春雨や麺類(フォー、ラーメン)、さらに日本のマロニーも発見(456ルーブル)!糸こんにゃくや、はんぺん、ちくわなどの練り物系はありません。最近は高級スーパーなどでは、みりんや味噌をみかけるようにもなりました。ゴマだれはありませんが、胡麻ドレッシングと煎り胡麻は売られていました。
△鶏つくね用の挽肉や鶏もも肉などの塊肉は一般のスーパーでも購入できますが、豚や牛の薄切り肉は日本人御用達のミラトルクで。(薄切り肉革命!ミラトルク・スーパーマーケット)最近は大手スーパーにもミラトルクの薄切り肉を見かけるようになってきています。すき焼きの時は、要注意!生卵はまだモスクワでは安全とは言えません。(【ロシアの食】うずら、にわとり・・・ダチョウ!?種類豊富なロシアの卵&マヨネーズコーナー)
△鮭、鱈、牡蠣、海老・・・スーパーマーケットにも鮮魚コーナーがありますが、海が遠いモスクワで安心して食べられる鮮度の良い海産物は市場か冷凍で選んでいます。(【ロシアの食】ロシアのお魚事情 〜冷凍〜)
締めは雑炊?それともうどん?モスクワでも10年前にうどん屋さん(УДОНъяСАН)が開店した頃には「スシやサケにつづき、ウドンがロシア語になる日も近い!?」なんてブログに書きましたが、今や丸亀製麺のチェーン店も増えて“ウドン”はそのまま日本語で浸透してきています。この中国製うどんのパッケージにも、日本語と英語とロシア語で“うどん、 UDON NOODLE、 УДОН” と記載されていました。世界のうどん!
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☆УДОНъяСАН(うどんやさん) 2009
お餅はないのでアジア食材店で餅粉を購入したり、小麦粉ですいとんにしたり。ウズベキスタンのラグマン用の生麺はうどんに使っても美味しいですし、ロシアの水餃子ペリメニ用の皮はワンタン代わりにも使えるのでおすすめです。
さあ、今夜はどんな鍋にしましょうか?