モスクワ中心部に誕生した新名所ザリャージエ公園のなかにある新しいコンサート・ホールでは、今年2019年チャイコフスキー国際コンクール受賞者たちのガラ・コンサートが開催されました!
△ザリャージエ公園の目玉であるモスクワ川にせり出す円形の展望橋ですが、コンサートホールの屋根も同じ形!
△このホールの芸術監督を務めるのは、世界的な指揮者として君臨するヴァレリー・ゲルギエフ。
祝日「民族統一の日」で3連休のロシアで(☆【モスクワ・シーズンズ・フェスティバル】民族統一の日)、10月30日〜11月4日までモスクワ・フェスティバル『ザリャージエ』が開催され、チャイコフスキー・コンクール受賞者たちが再びソリストとして登場します。
△ホールの音響設計は、日本人の豊田泰久氏!
△ステージを囲むように配置された客席と雪山のような流線を使い、壁はまるで雪の積もった白樺の木のよう。温かな温もりの木の質感と新しいホールならではの木の香り。冬の雪山でかまくらのなかにいるようです。
△第1部はモーツァルト!ピアノ部門で第2位を獲得した藤田真央さんが登場しました。予選中からモスクワの聴衆の心をときめかせ、何度もスタンディングオベーションを巻き起こしました。「いったい彼はどんな風に弾いてくれるのだろう?」いつも登場するたびに、会場はそんな期待に包まれます。とこの日も客席はほとんどロシア人で埋め尽くされ、人一倍大きな拍手がいつまでも贈られ、アンコールも披露しました。
△アントラクトを挟んで第2部は、ゲルギエフ率いるマリンスキー劇場管弦楽団がベートーヴェンの交響曲第5番『運命』を披露!ロシアらしい魂を揺さぶる音の波がサンクトペテルブルクの洗練された気品をまとい、オケの真骨頂を発揮!!!
△カフェ&バー
△クローク
△ホール脇にはチャイコフスキー・コンクール関連の写真展
△ホール入口を囲む円形ロビーには、チャイコフスキーやラフマニノフ、グリンカ、ショスタコーヴィチ、ムソルグスキー、リムスキーコルサコフ、シャリャーピン・・・ロシアの偉大な作曲家や演奏家、歌手の彫刻がずらり!
△コンサート・ホールの前には、今もКитай-город(キタイ・ゴーラト)の古い城壁が残っています。
Московский концертный зал ‘Зарядье’(モスクワ・コンサート・ホール ザリャージエ)
HP: https://zaryadyehall.com/
Address: Ulitsa Varvarka, д. 6, стр. 4