6月6日、今年もロシアでは国民的詩人プーシキンのお誕生日が祝われました。昔も今もロシア人に心から愛されているプーシキンの名前やプーシキンにまつわる場所はモスクワ市内でもたくさん見ることができます(【モスクワで出逢う偉人シリーズ】国民的詩人プーシキン)。昨年のプーシキンのお誕生日はモスクワのプーシキン・カフェで迎えましたが(【モスクワのレストラン】華麗なるロシア貴族の邸宅へ«Кафе Пушкинъ» カフェ・プーシキン)、今年2019年は、モスクワに新たにプーシキンに出逢える場所が増えました。それは・・・シェレメチェヴォ国際空港!
△このたび、ロシアの空港には偉人の名前が冠されることに。アエロフロート・ロシア航空が乗り入れるシェレメチェヴォ国際空港は、国民的詩人プーシキンの名前が冠され(Международный аэропорт Шереметьево имени А.С. Пушкина)、これを記念して6月6日のプーシキンのお誕生日に空港で巨大なプーシキンの銅像がお披露目されました。
△このプーシキンの銅像、手にしている本の背表紙にはQRコードがついているお楽しみつき!
△読み込むと、プーシキンの作品をオーディオブックでお楽しみ頂けます。
また、空港では、これを記念したプーシキン関連の展示も用意されています。
なお2019年6月現在、日本航空(JAL)が乗り入れているドモジェドヴォ国際空港は、モスクワ大学の創設者でもあるミハイル・ロモノーソフの名が、ヴヌコヴォ国際空港はソ連を代表する航空機設士のアンドレイ・トゥポレフの名が冠されることになりました。
ほかにも、ヴォロネジ空港はピョートル1世、クラスノダール空港はエカテリーナ2世、ムールマンスクはニコライ2世・・・ほかにも、クラスノヤルスクの空港には2017年にこの世を去った国民的オペラ歌手のドミトリー・フヴォロストフスキーの名が、マガダンの空港には歌手であり俳優でもあるヴラジミル・ヴィソツキーの名がつけられました。
アエロフロート・ロシア航空の飛行機には偉人の名が付けられており、今日は誰の名前がついた機体に搭乗できるのかは毎回楽しみのひとつ!
これからは空港でプーシキンが、ますます多くなる外国人旅行客をお迎えし、海外へ出発するロシア人をお見送りしてくれます。