プーシキンの部屋博物館の隣にはロシアの小説家・詩人・評論家アンドレイ・ベールイ(Андрей Белый)の博物館もあります。本名はボリス・ニコラエヴィチ・ブガエフ(Борис Николаевич Бугаев)といいい、ここで生まれて26年間暮らしました。
螺旋階段へ部屋へ。ここで両親と過ごした子ども時代はもちろん、世界で唯一のベールイ博物館なので、その後結婚して暮らした別の家で使用していた家具や持ち物、自筆の品などベールイの人生にまつわるさまざまな展示品が揃っています。
△なんといっても音を惹かれるのは«Линия жизни»(人生の流れ)という作品のシリーズ。人生のさまざまな出来事が、折れ線グラフのような年表のような、ベールイ独自のスタイルで描かれています。数学者でありモスクワ大学で教鞭もとった父の影響でしょうか、数学的な思考も持ち合わせたベールイの世界観です。
△愛用の品にもひとつひとつにこだわりや思い入れが感じられます。収集していた小石が並んだ箱なども魅入ってしまいました。
△博物館の裏手には新しく落ち着いた雰囲気の隠れ家レストラン ベールイ(Белый)も。
«Мемориальная квартира Андрея Белого» http://kvartira-belogo.guru.ru
住所:Москва, улица Арбат, 55