ロシアの春を感じる飲み物、白樺ジュース。長い冬の間に足りなくなったビタミンを補給してくれます。3月下旬になると森のなかで白樺に針を刺し、ストローのような管で樹液をとります。4月になって枝葉を伸ばす前の白樺が一番栄養を含んでいてたっぷり樹液がでるのだと教えてもらいました。
ほんのり樹液のいろ、ほんのり薬草のような香り・・・薄いスポーツ飲料のような不思議な味。こちらの見た目も白樺のような可愛いパッケージの白樺ジュースは、スーパーで購入したベラルーシ製で、砂糖入りなのでかなり甘めで砂糖水のよう。ちょうどお友達が遊びに来てくれたので、ロシアならではの旬の味で乾杯!残りはシロップの代わりにフルーツポンチに使いました。
白い幹に緑の葉が爽やかな春夏も、輝く黄金の秋も、白銀の世界にきりりと立つ冬も、一年中美しい白樺です。
故郷の青森でも白樺を見かけますが、ジュースはロシアで初めて飲みました。(【今日のロシア】弥生いこいの広場)