【モスクワのファッション】贅沢にカラフルにファーをまとう!

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「さて、そろそろワンちゃんだけでなく、うちのシューバ(毛皮のコート)ちゃんもお散歩させなくっちゃ!」−20℃に近づき冷え込んでくると、ロシア人女性にとっていよいよシューバ登場の季節です。長く寒いロシアの冬ですが、だからこそロシアの冬ファッションはとても充実しています!ロシアの冬が大好きな私は、毎年冬になると街ゆく女性たちのファッションを眺めるのが楽しみでなりません。

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△ロシアといえばファーの帽子!たっぷりのボリュームが小顔でスタイルの良いロシア人にとてもよく似合います。

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△素敵なшуба(シューバと呼ばれる毛皮のコート)姿の女性があちらにもこちらにも・・・

ロシアでは、шуба(シューバと呼ばれる毛皮のコート)のほかに、дублёнка(ドゥブリョンカと呼ばれる外側がなめし革で内側にたっぷりムートン毛皮のついたコート)もあります。10年前の真冬には私も先輩からお下がりを頂いて着ていました。今、またこのдублёнкаが再ブームとなっていて、内側のムートンを少し薄手にして、丈を短くしたりファッショナブルなデザインにして販売されているようです。耳当てつきの帽子ушанка(ウシャンカ)は、昔も今も特に男性に人気があります。

шубаやдублёнкаを専門に販売する市場やお店ももちろんありますし、街中にもコートや毛皮の専門店をよく見かけます。ショッピングモールのなかにも必ずと言っていいほど毛皮のお店が。

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毛皮の種類には、ムートン (Овца 羊)や、Каракуль・Каракульча(巻き毛の子羊)、ミンク (Норка)を中心に、さまざまな種類があり、かつて冬の地下鉄の車両内など狭い空間では、動物園のような獣の匂いが充満していました。最近では、動物愛護の運動もあり、人工の毛皮も増えてきました。

日本のユニクロのような軽くて安くて温かなダウンコートやニット帽を選ぶ人も増えて来て、個性的な色やデザインがたくさん!それでもロシアの寒さに耐えられるように、長さは日本よりも長めのブーツがしっかり隠れる丈で、なかの羽毛の量もファーもたっぷりで暖かい!日本のように冬でもなるべく薄着で・・・という着こなしよりも、外ではふんわりとたっぷりと暖かそうな着こなしがが好まれています。

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△子どもたちは、スキーパンツをはいて、ブーツ、帽子、手袋で完全防備して登下校します。学校での外遊びも万全!

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△ロシアの寒さは頭が痛くなるような寒さなので、コートについているフードはお洒落なデザインではなく実用的なもの。モスクワの街ではたっぷりファーのついたフードをかぶって歩く人が多いです。ちょっとした雨はフードで、雪になると帽子やプラトークで頭を覆ったうえでフードもダブルでかぶります。

秋はプラトークやマフラーの柄で遊びながら薄手のコートや皮のジャケット、ショートブーツを。冬が始まるとウールやダウンコートに帽子、そして極寒シーズンにはシューバや厚手ダウンにロングブーツ。字春が近づいてくるとパステルカラーなど明るい色のコートも増えてきます。ロシアの女性たちは色柄に色柄を組み合わせるファッションもとても上手ですしお似合いです。

島国の日本では、そのシーズンの流行があって売り場がそのテイストの商品で一杯になりますが、他民族の暮らすモスクワでは、いろんな肌や髪、目の色、体型、好みに合いそうな幅広いバリエーションが楽しめるのが嬉しいです。

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