【モスクワ郊外の村】ロシアの菜園つき別荘ダーチャで満喫する夏の一日

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モスクワで暮らすロシア人の多くは、ウィークデイはアパートの一室で暮らし、週末になると郊外のダーチャと呼ばれる自然に囲まれた菜園つきの別荘で過ごすのがお気に入りです。

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列車に揺られて車に乗って・・・ちいさな村の池の隣にあるお友達の家族のダーチャへ。

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△どこまでも澄んで青い空。伸びやかに枝葉を伸ばす緑、思い思いに咲き乱れる花。

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△時間はそろそろお昼!さっそく菜園でみずみずしいキュウリや大きなじゃがいもなどを収穫します。

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△飛び交う蜂から逃げつつ、どろんこになってお手伝いする息子。栄養満点のビーツも美味しそう!

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△菜園にはほかにも、トマト、人参、カバチキ、サラダ菜、ネギなどのハーブ類、ベリーにプラム・・・綺麗な空気と水、太陽の光を一杯に浴びて光っています。

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△穫れたてきゅうりとすぐり、揚げたジャガイモとお肉、黒パンとバター、飲み物はクワス!息子も何度もおかわりして頂きました。商店は駅のそばか隣村にしかないとのことで、大事に冷凍していた鶏肉をご馳走してくださるおばあちゃま。マッチで火をつけるタイプのガス台やホーローのお鍋など、「ロシアの声」社員寮時代が懐かしくなるようなキッチンで私もお手伝い。「さあ、これもお食べ!どんどんお食べ!」ロシアでも日本でも料理上手のおばあちゃまのあったかさは同じです。

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△食後はお散歩。各家庭それぞれの自慢のダーチャを拝見するのも楽しいですし、

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△森の方には、小川や泳げる池もあります。麦わら帽子をかぶり、草相撲をしたり大声で歌ったりしながら進む息子と私。

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△お茶の時間になると、お庭のフレッシュなハーブを摘んでおばあちゃまがハーブティーを淹れてくれました。お手製の木苺のヴァレーニエ(果実の形を残したコンポート)を小さじで頂きながら、昔ながらのお菓子をつまみながら、紅茶を味わいます。窓からの景色と楽しいおしゃべり・・・最高の贅沢です。

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△少しお昼寝でもしておいで、と促されて室内でくつろぐ私たち。ベッドサイドには、おばあちゃまの眼鏡とともに読みかけの本や数独パスル、色とりどりの刺繍糸などがあって、ここで静かに過ごす夜を想ってほっこりします。

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手作りの煉瓦づくりの暖炉ペチカや、昔使っていたランプや家具、本棚の上のイコンや家族写真、子供たちが学校で描いてきた絵、使わなくなってしまった年代物のサモワール(ロシアの湯沸し器)・・・家族の歴史がつまっています。

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△お孫さんが小さな時に蹴っていたというボールで日が暮れるまでサッカー。大木にはバスケットのゴールも括り付けられていて、時々バスケットも。おばあちゃまは春には紫と白のグラデーションが美しいというリラの花のしげみの白いベンチに座ってニコニコ眺めています。

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△お家の中では、冬に備えて、ハーブを乾かしていました。

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持ちきれないほどのたくさんのお野菜とお手製ヴァレーニエの瓶、楽しい思い出を胸に、ロシアのダーチャでの夏の一日を満喫しました。

 

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