夏の週末やお休みに、郊外の菜園つきの別荘ダーチャへ出かけるのは、今も昔もロシア人のお気に入りの過ごし方です。そして最近は、郊外にロシア人向けのリゾートホテルも増えて来ているようです。
△そんな郊外リゾートホテルのひとつ、Hilton Garden Inn Moscow New Riga(ヒルトン・ガーデン・イン・ニュー・リガ)。
今週末はダーチャではなく、カジュアルなホテルでゆっくり過ごしましょうか・・・そんなロシア人ファミリーに混ざって週末を過ごしてみました。
△ロシア式サウナ”バーニャ”は樽型で並んでいました。もちろん、バーニャにはかかせないグッズも販売されています。高温から頭を守る帽子と、身体を叩いて血行を良くする小枝 ВЕНИК。
△樽バーニャの目の前には、すぐに飛び込めるように(!?)白樺の林に囲まれた湖が広がります。人工の砂浜ではデッキチェアに寝そべり日光浴を楽しむ人々。短い夏の間に太陽を思いっきり感じて過ごすことは至福のひととき!
△そして内陸のモスクワでは特に、海や川、プール、時には噴水でまで、とにかく泳ぐことを愛してやまないロシア人も多いように感じます。子どもたちは屋外プールの巨大すべり台でおおはしゃぎ!横の屋台ではシャシリク(ロシア式のバーベキュー)が焼かれて、香ばしい香りが漂います。
△広い敷地内ではロシアでもとても人気のある合気道やさまざまなダンスのレッスンも開催されていました。
△木陰ではヨガでリラックス。バスケットやサッカー、テニスのコートに卓球台などもあり、開放的な自然のなかで気持ちよく身体を動かすことができます。
△山羊や羊、くじゃくやうさぎなどにご飯をあげることも出来ます。
△屋内のプールで過ごしていると、お隣のデッキチェアで読書していたロシア人の親娘がプールへ。あら、熱心に読んでいらしたのは・・・村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』ですね!
△小さなお子様向けのサービスも充実していて、お食事もバイキング形式が人気。
△子どもたちに人気の朝食メニュー、ブリヌイ(ロシア式クレープ)とカーシャ(お粥)。はちみつやコンデンスミルク、ヴァレーニエ(果物のコンポート)などをお好みでトッピング!
△夏休み期間中ということで、夜も子ども向けのマスタークラスやワークショップ、映画上映会が用意されていました。キッズルームのカウンターには、さすがロシア!チェブラーシカにロシア版くまのプーさん!
モスクワ中心部から郊外へ向かうにつれて、たくさんのダーチャが並ぶなかにあるリゾートホテル。2017年、”モスクワ郊外の夕べ”の新しいスタイルですね。
住所: Московская область, Истринский район, д. Кострово
電話:+7 (498) 319 5600