ロンドンで最もお気に入りのコンサート・ホール、ウィグモア・ホール(Wigmore Hall)
平日のお昼にはランチタイム・コンサートも開催されていて、ちょっと予定が合うと当日券で贅沢なひと時を過ごすことができます。「Yuri 今どこ?今日はElisabeth Laonskajaが弾くから、ウィグモア・ホールへ行かない?近くにいないなら、ストリームでもコンサートを観れるから、是非!It’s always a most special experience to hear Lepnskaya!」
ロンドンで活躍するロシア人音楽一家の知人のおすすめで急遽集合!3分前にお席に滑り込みました。
△音が会場をふわりと包み込んで上がってくるバルコニー席が好き。ランチタイムには、天窓から日がさすのですが・・・素晴らしい演奏の日はこれが曲調とぴったりあって、まるで神様が降りてきたみたいに感じられます。太陽が雲に隠れたのかふっと会場が暗くなってレオンスカヤの手元にスポットライトが当たるみたいに感じられたり、第2楽章の調べとともにふわっと光がはいって、目の悪い私にはレオンスカヤの黒い羽織りものが、黒いタキシード姿のベートーヴェンが乗り移って弾いているみたいにみえたり。
モーツァルトのピアノソナタ、ベートーヴェンのピアノソナタ、そして鳴り止まぬアンコールに応えてドビュッシーとシューベルトまで・・・音だけで心を動かすことが出来るレオンスカヤの演奏に引き込まれました。