英国王室が主催する伝統的な競馬の祭典ロイヤル・アスコット(Royal Ascot)へ行ってきました!別世界に迷い込んだかのような特別な時間、美しい馬たちが緑の芝生を駆け抜けていく高揚感はもちろん、馬車で登場なさる王族の皆さま、そして個性的なお帽子をアクセントに美しく着飾った紳士淑女のファッションを眺めているのも、なにもかもが楽しかったです。
公式サイトからチケットを購入したら、そのエリアに合わせたドレスコードに従って準備します。(Royal Enclosure、Queen Ann Enclosure、Village Enclosure、Windsor Enclosure)ドレスにハイヒール、帽子に手袋スタイルから、ファシネーターにサンドレス、サンダルでピクニックするようなスタイルまで、どちらの過ごし方も楽しそう!
【女性】
△メトロのエスカレーターにポスターが貼られるようになると、イギリスのデパートではロイヤル・アスコットやガーデン・パーティーをはじめ夏の正装用のお帽子コーナーが華やかになります。
日本女性のように、普段から紫外線を意識して帽子をかぶっている方は少なく、強い陽射しのなかサングラス姿が多い英国ですが、正装の際に夏用のお帽子は必須アイテム!皆さん、デザインも色もさまざまに楽しんでいます。ロイヤル・アスコットではチケットを購入した場所ごとにドレス・コードが異なります。
△お手頃な帽子が多いと人気のデパート、ジョン・ルイス。ほかにも、この時期はデザイナーズ・ショップなどで素敵なものをたくさん見かけます。あれもこれも試着してみたいものばかり!ドレスと同系色でまとめる方、ビビッドな色やアクセントにしたり、個性的な形で主役にしたり!
△さらっっと薄手で長袖&膝下丈のワンピース類は一番人気。花柄も素敵ですが、『マイ・フェア・レディ』(そして『プリティ・ウーマン』へ)のオマージュを感じさせる白黒のコーディネート(関連ブログ☆【ロシアナ映画館】舞台はロンドン!モデルはジェーン・バーデン!?『マイ・フェア・レディ』)、ダイアナ妃を思い出す水玉柄はエレガント!(☆ロンドンで出逢う!ダイアナ妃ゆかりの場所コレクション)今年はなんと、キャサリン妃も濃いブラウンと白の水玉柄ワンピースで最高にドレッシーでした。ナショナルコスチュームも可とのことで日本人ならお着物も素敵ですね。
【男性】
女性の装いを見ているだけでも時間を忘れる楽しさなのですが・・・男性の装いもエレガント!イギリスの男性は、老いも若きも、割腹の良い方も華奢な方も、皆さん本当に正装姿がよく似合います。
日本人なら結婚式で新郎新婦の親になるときくらいしか出番がなさそうな⁉︎モーニングやトップハットも、正装してお出かけする機会が多い英国紳士ならクローゼットに揃えておいてもよいのかもしれません。
こちらのOliver Brownのように、レンタルや仕立てをしてくださるお店もたくさんあります。
△店内にはロイヤル・アルコットのトリヴィアなども。馬の柄のネクタイもおしゃれでした。
△メジャーを首にかけたプロの店員さんが、頭囲をはかってトップハットを、大きな鏡の前の台に乗ると裾を調整して、あっという間にぴったりサイズを見立ててくださいます。
△トップハットは黒かグレーを選びます。フェルト製が多く、女性のお帽子に比べて夏場は少し暑そう・・・「少しつばの前を下げてかぶるとバランスがいいですよ」
△「マッシュルームベージュかグレー、どちらかお好きな色をどうぞ。一番下のボタンは外して着こなしてくださいね。合わせやすい色ですから、ネクタイやポケットチーフはお好きなものをどうぞ!」
△ウィンド〜ディスプレイにウィリアム・モリスの『いちご泥棒』柄を発見!(関連☆ウィリアム・モリス・ギャラリー)
開催日が近づくと、ロイヤル・アルコットからバッジや駐車券などが郵送されます。
あとは、てるてる坊主を作って当日を待つばかり・・・!