(2022.03)桜が満開の時期に、セント・ポール大聖堂(St. Paul Cathedral)を訪れました。(大人21£、子ども9£で充実のマルチメディアガイドつき。日曜日15時からなどミサの時は無料で内部に入ることができます。)
△英国国教会のロンドン教区の主教座聖堂です。(英国全体の総本山は、英国南東にある世界遺産カンタベリー大聖堂です。☆【イギリス国内旅】“リトル・ヴェニス”で川下り、世界遺産!英国国教会の総本山カンタベリー大聖堂)
△『メリー・ポピンズ』をみてからずっと訪れてみたかった場所。この入り口で鳩の餌を売る女性が歌う『Feed the Bird』が心に響きます。☆劇場シーズンの幕開け!ミュージカル『メリー・ポピンズ』
△セントポール大聖堂は607年頃に建設されました。このOld Saint Paulは木造で、その後石造になりました。落雷などにより何度も被害を受け、そのたびに修復が繰り返され、1666年のロンドン大火で完全に焼失。(関連☆ペスト禍のロンドン大火、コロナ禍の・・・平和と復興へのモニュメント)1964年に建築家クリストファー・レンの設計で再建されたのが現在の建物です。
△ウェリントン公爵やネルソン提督、チャーチル元首相やサッチャー元首相などイギリスの偉人たちの葬儀や、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式、そしてエリザベス女王のジュビリーなど国をあげての一大行事がここで行われてきました。
【大聖堂フロア】
△ウェリントン公爵の記念碑
△ドームの真下に立って見上げると・・・
△天井画には、聖バウロの生涯が描かれています。聖パウロ(St. Paul)に捧げられた大聖堂です。
△この日は、パイプオルガンの音色を聴くことができました。毎日のミサでの聖歌隊の歌声もさぞ美しいことでしょう・・・!
【展望台フロア】頂上までは528段!階段を登ってシティを見渡す絶景へ。途中には「ささやきの回廊」もあります。
△「みて!トッテナム・スタジアムが見える!」(関連☆ようこそ!Добро пожаловать!トッテナム・ホットスパーの新スタジアム・ツアーへ!)
△シャードやタワー・ブリッジもよく見えます。(☆【英国のなかのロシア】タワーブリッジで開運祈願!海運でロシアから届いたものは?)
【地下納骨堂(Crypt)フロア】
△ウォタールーの戦いでナポレオンに勝利したウェリントン公爵のお墓
△トラファルガーの海戦でナポレオンを退けて英国を勝利に導いたホレイショ・ネルソン提督のお墓。
△たくさんのお墓が並びます。右は、セント・ポール大聖堂を設計したクリストファー・レンのお墓。
△ナイチンゲールのお墓(☆“クリミアの天使“フローレンス・ナイチンゲール博物館ともうひとりの天使マリア・シーコール)
△イギリスを代表する画家ターナーのお墓(左にはジョン・エヴァレット・ミレイのお墓もありました)関連☆〜夏の自由研究〜息子がiPhoneでターナーの筆に挑む!
△彫刻家ヘンリー・ムーアの作品
△周りには、ショッピング・モールをはじめモダンな建物が並びます。ビルの隙間からのぞくセント・ポール大聖堂とのコントラスト!
ロシア正教の主教座聖堂は救世主キリスト聖堂(Храм Христа Спасителя)です。
☆モスクワ通信『ロシア正教のクリスマス礼拝とニコライ・ヤポンスキーのイコン』
モスクワにある英国国教会についてはこちら