アイロンをかける時間は、私のYouTube時間。お気に入りのブックスタンドに、料理本ではなくiPadを置いて・・・。さて、山田五郎さんのYouTubeチャンネル『山田五郎 オトナの教養講座』では、なんとジョージア(グルジア)の国民的画家ニコ・ピロスマニが特集されていました。TVではなかなか取り上げられることのない画家や絵画を特集してくださるのもYouTubeならでは⁉︎
【ジョージアのアンリ・ルソー】泣ける!放浪の画家ピロスマニの悲劇【加藤登紀子・百万本のバラ】
『女優マルガリータ』のモデルは私!と名乗る女性のお写真、初めてみました。『ピロスマニ』ワインのラベルの話。独学で絵を学び画家として大成するまでの印刷屋さんや貨物列車の車掌、乳製品屋さん、看板屋さんなどで働いた謎多き放浪生活を関連の絵とともに追いかけるのはとっても楽しい!動物のツノでつくった乾杯グラスやジョージア正教のイコン、復活祭パスハ (イースター)なども。
△モスクワには、ピロスマニをテーマにしてとっても素敵なグルジア料理レストランがあります。五郎さんをご案内してご一緒にグルジア料理に舌鼓をうちながら、店内に溢れんばかりに飾られたピロスマニ作品を肴に美味しいグルジアワインを呑めたらいいのにな。
☆【モスクワのレストラン】画家のアトリエ風!ジョージア(グルジア)料理 ウ・ピロスマニ
△アンリ・ルソーと比較しつつの考察、そして黒い布(オイルクロス)を生かした逆光表現についての解説は五郎さんならではでとっても興味深かったです。ロシア土産でも人気のジョストボ塗りについても!(五郎さんのお宅にもある!)
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△ちなみに、『百万本のバラ』は、ピロスマニをモチーフに、ラトビアの作曲家が書いたメロディーに、ロシアの詩人が詞をつけ、モスクワ生まれの国民的歌手アーラ・プガチョワが歌って大ヒット!日本版レコードのライナーノーツを書いたのはモスクワ放送の先輩アナウンサー西野肇さん(☆【ロシアナの本棚】『冒険のモスクワ放送 ソ連“鉄のカーテン“内側の青春秘話』)。そして、日本語訳とともに日本で大ヒットさせたのは歌手の加藤登紀子さんです。
△ロシア語版も素敵ですね♪
今回初めて知ったのは、ピロスマニをリスペクトした20世紀初頭の前衛アーティストたち。彼らによってピロスマニの評判はフランスまで届き、あの天才ピカソがアンリ・ルソーのこともピロスマニのことも大変評価していたそうで、「ジョージアには私の絵は必要ない、なぜならピロスマニがいるからだ」と称したとか。
孤独な死、映画『放浪の画家ピロスマニ(ロシア語題:Пиросмани)』、そして日本へピロスマニを紹介した第一人者はらだたけひでさんについて・・・また読みたい本、観たい映画、行きたい場所リストが増えちゃいました。
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☆【モスクワのレストラン】ヒンカリとグルジア・ワイン!専門店 Есть Хинкали & Пить Вино