これまで観たどのミュージカル作品もそれぞれに素晴らしかったけれど、今日の『レ・ミゼラブル』は私にとって人生で最も心震える時間になりました。
すべてが名シーンですべてが名曲。涙が止まらず、ああ無情・・・と嘆くことしかできない“戦争と平和”のすべてが詰まったタイムカプセル、レ・ミゼラブル。こんなに素晴らしい作品があるのに、どうしてまたステージから現実へと不幸な歴史が繰り返されてしまうのか・・・!それこそが、ああ無情としか言いようがありません。
『レ・ミゼラブル』(Les Misérables) は、ヴィクトル・ユゴーの小説を原作としたミュージカルで、1980年にパリで初演を経て、1985年からロンドンで公演され爆発的な人気を誇るロングランミュージカル
△ガラス張りのバーの目の前は中華街!ゆっくりお散歩できたコロナ禍とはうってかわり、観光客も増えて前がみえないほど。
愛する娘と一緒に暮らすというちいさな幸せも、最期にひと目会いたいという願いも叶わず、ただ娘コゼットの幸せな未来を祈って天に召されていくフォンテーヌ。盗まれた燭台を私が与えたものなのだと差し出す神父、その温かな灯は生涯ジャン・バルジャンの心の拠り所となって進むべき道を照らしつづけます。誰が勝ち誰が負けたのか、何が正義で何が幸せなのか・・・
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