(2022.02.12)ロンドンは春を知らせるスノードロップの季節を迎えました。ロシアでは春一番、雪どけの季節に透き通った薄氷や根雪の下から可憐な白い花を覗かせるスノードロップ(Подснежник)。雪国育ちで冬は雪が恋しい私ですが、ふんわり雪のようなスノードロップを探しにいきます!
△訪れたのは、スノードロップスの名所のひとつとして知られているWelford Park。(今年のスノードロップス見頃は2022年は2月2日から3月6日まで)
△森のなか、木陰にふんわり広がるスノードロップスも幻想的!
△小川のせせらぎのそばで揺られるスノードロップス、春を感じます。清らかな涙型の花がぽろんとさがって揺れる様子は、まるで真珠のピアスのよう。
△公園内のあちらこちらに咲いていますが、繊細なお花なので、満開のエリアは柵で囲って、周りをゆっくりと歩きながら楽しみます。
△実はスノードロップスは、死を連想させる花でもあるそうで、墓地でもよく見かけます。そのイメージからか、あまり部屋のなかに飾ったりプレゼントとして送ったりすることはなく、イギリスではお部屋で春を感じる花はダッフォディル(黄水仙)が人気です。禁断の果実を食べてしまったアダムとイヴが楽園を追放されて、冬の凍てつく寒さにこごえていると、天使が現れて舞い落ちる雪をこのスノードロップの花に変えたことから、春への希望を感じさせる花になったというストーリーも。
紫色や黄色のクロッカスとの競演も早春色です。早咲きの桜やクリスマス・ローズとのコントラストも綺麗でした。
△ショップには、スノードロップスの鉢植えはもちろん、スノードロップスの描かれた食器やエプロンなども。
△ちいさなテントのカフェも併設されていました。スノードロップス柄のトレイでこんがり香ばしいジャケット・ポテト。Welford Park特製アップル・ジュースとともに。
帰り道、乗り換えの街でもスノードロップスがたくさん並んでいました。イギリスの早春を満喫した1日でした!