【英国のなかのロシア】ロシア帝国から大英帝国へ、ベーカリー「グロジンスキー」を追え!

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ロンドン博物館で見つけたロシア、ヴィクトリア時代を体験できるヴィクトリアン・ウォークのなかでふと目に止まったパン屋さんの木箱にあった「GRODZINSKI」の文字(☆【英国のなかのロシア】ロンドンの、ロンドンによる、ロンドンを知るための、ロンドン博物館!あるベーカリーを追う)。何かロシアな響き・・・と調べてみると、今もロンドンにあるパン屋さんでした。

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グロジンスキー(Grodzinski)は、ロンドンで最も古いコーシャー・ベーカリーで、特にcと呼ばれるユダヤ教徒が祝祭日に食べるパンで有名なお店だそう。最寄りのバス停を降りると、ユダヤの雰囲気に包まれます。黒いコートに黒いシルクハット、もみあげを長く三つ編みにしたユダヤ教の超正統派と呼ばれる方たちが家族連れでつぎつぎと入店していきます。

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△Grodzinskiは、1888年にグロジンスキ夫妻(Harris and Judith Grodzinski)がオーブンでBilkelechというパンを焼き上げた日からその歴史がはじまりました。夫妻はロシア帝国の大きなユダヤ人コミュニティに加わり、現在のベラルーシにあたる場所(the shtetl of Varanova)からイギリスへ渡り、31 Fieldgate Street in the Jewish East End of Londonに店を構えました。リトアニアで学んだ製法は、ここイギリスで子どもたちに受け継がれて、1930年にはDunsmure Road に、1961年にはClapton Commonに店舗を拡大し、今日まで続いています。

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△ユダヤ系のパン屋さんで人気のベーグル。(関連☆【The Colours of London・Brick Lane】B級グルメに挑戦!?ソルトビーフ・ベーグル

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ちょうど礼拝が終わったのでしょうか、シナゴーグから家族連れがつぎつぎに入店してパンやケーキを購入していきます。ちょうどお昼時だったので、目の前の超正統派の男性の真似をして、ファラフェルのピタサンドを注文することに。

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△ピタパンにこんなに入るの!?と驚くほど、お好みの野菜をたっぷりと入れてくれます。トマト&きゅうり、焼きナス、オリーブ、マッシュルーム、ピクルス、オニオンにたっぷりのフムス(茹でたひよこ豆をペースト状にしてオリーブオイルやレモン、スパイスと合わせたもの。中近東や地中海沿いでよく食べられる)をお願いしました。ころころと小さな揚げたてのファラフェル(ひよこ豆やそら豆のコロッケ)を6、7個のせたら、最後にお好みのソースを選んで完成です。店員さんおすすめのテヒナ(練り白ごまのディップ)をセレクト。イスラエルで食べた懐かしのあの味・・・!(☆【イスラエルのなかのロシア】〜ベツレヘム〜

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△さて、Godginskiのおすすめメニューには、なぜかお寿司も!ユニークなパック寿司がたくさんありました。

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△残念ながら、お目当てのChallaは売り切れ。「次の金曜に焼きあがります」

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△菓子パンやケーキをいくつか購入して帰りました。

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△外へ出ると小雨が降り出しました。シルクハットに丁寧に雨除けカバーをかけて家路を急ぎます。

Grodzinski https://www.grodzinski.co.uk

ロンドンに2店舗

①168 – 170 Clapton Common London E5 9AG(今回訪れた店舗)

②91 Dunsmure Road London N16 5HT
 

 

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【英国のなかのロシア】〜まとめ〜

 

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