(1月3日)皆さまへの年賀状の代わりに・・・イギリスの郵便博物館(The postal museum)をご紹介します。
△建物は2つに分かれています。どちらも新年からちびっ子たちでいっぱい!入り口にはずらりとベビーカーが並んでいました。
△人気の理由はこちら!
△このちいさな車両に乗って実際に手紙を運ぶために使用されていた線路(Mail Rail)を走りながら、郵便の歴史を辿ることが出来ます。作業員たちが働いている当時の様子が再現されていたり、どんな手紙がどのように配達されていたのかショートムービーを観たり、最後にはドキッとするサプライズも!
パディントンからブリック・レーン方面までロンドン中心部の街の下を、こんな知られざる地下鉄が走っていたなんて・・・!4分毎に1日22時間も稼働していたそうです。メール・レイルは2003年まで使用され、その後大部分はそのまま残されているそうです。博物館としての利用の他、今後さまざまな活用法が提案されているようで、地下道や駐輪場の整備やしいたけ栽培なども挙げられているとか!?
△横には、この郵便のための地下鉄に関する博物館も併設されていて、実際に見て、触れて、遊びながらさらに知識を深めることが出来ます。これは、乗り物好きの男の子にはたまりません!
△親子・兄弟対決におすすめ!?お手紙を指定された住所に分配する速さを競います。毎年お正月にニュースで流れる、年賀状を郵便番号順に手際よく分けていくアルバイトの学生さんの姿を思い出しました。
△一度、建物を出て、斜め向かい側にあるもうひとつの建物へ。
△赤い電話ボックスとポストが可愛い中庭で、カフェのコーヒー&サンドイッチあるいはタッパーウェアに持ってきたランチを広げてひとやすみしているグループも。英国のシンボルのひとつである赤い電話ボックスは、赤いポスト同様、通信関連として長いあいだ郵便局が管理していたことをこの博物館で知りました。
こちらの建物は、郵便そのもののの歴史が中心に紹介されています。
郵便のはじまりは、ヘンリー8世の時代だと言われており、王の手紙を届ける「ロイヤル・メール(Royal mail)」でした。どの町にもこの任務にあたるために3頭の馬が配置され、馬小屋は「ポスト(post)」と呼ばれました。若干14歳の少年がポスト・デリバリー・ボーイとして何マイルもの距離をどんな天候の下でも配達していた時代もあったのだとか・・・危険な道で重要な手紙を運ぶ任務の夜には、防衛用のピストルを携帯することも許可されていたそうです。
△その後、郵便配達用の馬車が登場!
△1816年、郵便馬車がメスライオンに襲われるという事件も!
△1840年に発行された世界で初めての切手「ペニー・ブラック」(1ペニー)。若きヴィクトリア女王の横顔です。Rowland Hillが切手を作ったことで、誰もが郵便を出せるようになりました。ほかにも、現存する世界で初めてのクリスマスカードやバースデーカードなども。
△ポストボックスや制服、配達方法の変遷や電報のシステム、オリジナル切手を作るコーナーなど、子どもたちが楽しめる工夫もたくさん。
△これまでの英国の記念切手のコーナー。今年の顔、虎(シベリアン・タイガー)も!
△2012年ロンドンオリンピック&パラリンピックでは金メダルを記念して金色に塗られたウォール・ボックス登場!郵便をテーマにデザインされた洋服など・・・興味深いものがたくさん!
△ミュージアムショップも、郵便にまつわる面白いものが揃っています。卓上に、赤電話BOXと赤いポストの塩胡椒入れはいかが?
ロシアの郵便事情についてはこちらの関連ブログをどうぞ
☆【モスクワの郵便事情 2017】郵便局、変わりました!
☆【ロシアのお土産】ノスタルジックでモダン!?注目の郵便局グッズ!
そして、東京スカイツリーのふもと、東京ソラマチ9階にある日本の郵政博物館&目白の切手博物館についてはこちら
☆ロシアの郵便局マトリョーシカもある!【今日のロシア】郵政博物館(2015)
☆ロシア&ソ連の切手もたくさん!【今日のロシア】切手の博物館(2015)