日本との縁の深いUCLや(【英国のなかの日本】伊藤博文、五代友厚、夏目漱石も学んだ大学 UCL)、英国の作家ヴァージニア・ウルフにまつわるいくつかの場所を通り(英国の作家ヴァージニア・ウルフが暮らした場所)、“英国のなかのロシア”を探すロンドン街歩きはつづきます。少し寂しい通りTavistock Plには、たくさんのフラットの四角い窓が並んでいます。ここにロシア革命を主導して史上初の社会主義の国家であるソビエト社会主義共和国連邦を建国した指導者ウラジーミル・イリイチ・レーニン(Владимир Ильич Ленин)が暮らしていた家があります。
【レーニンが暮らしていた家】
△1908年にレーニンが暮らしていたと記されています。今も誰かが住んでいるようで、窓際には植木鉢も。レーニンが暮らした部屋で生活するって、どんな感じなのでしょう・・・!(関連☆【モスクワで出逢う偉人シリーズ】レーニン)
【ゲルツェンの家】
レーニンの暮らした家のあるTavistock Plから曲がり角を曲がりJudd Stへ、今度はロシアの哲学者ゲルツェン(Александр Иванович Герцен)に関する場所があります。
△1854年から1856年にかけてこの場所で無料のRussian Pressが作られていたことが記されています。(関連☆【イギリスのなかのロシア】ロシアの哲学者ゲルツェンの暮らした家)
【レーニンの滞在した家】さらに足を伸ばすと、レーニンが1905年に滞在した部屋もあります。
△Percy circusは、坂道を登った上にあり、中央に円形の緑地を囲むように放射状に道路が走るロータリーになっています。
△建物側から道路を挟んで見える中央の緑地の景色。レーニンも窓を開けて紅茶でも飲みながら、こんな景色を眺めていたのでしょうか・・・!
【Bevin Court】レーニンが滞在した部屋があるPercy circusから徒歩数分、こちらのユニークな形状の住居複合施設は、ジョージア・イギリスの建築家ルベツキン(Berthold Lubetkin Бертольд Романович Любеткин)によって設計されたそうです。ルベツキンは1930年代のイギリスにおいてmodernist designのパイオニアと言われた人物だそう。
△施設内には、Peter Yatesの壁画があるほか、階段のフォルムが美しいことでも有名です。(Wikipedia参照)
△坂道をゆっくり下ると、キングスクロス駅。ロシアにまつわる場所が集中しているこのエリア、まだまだありそうなのでまたご紹介します。(☆ハリーポッターでお馴染み!キングス・クロス駅の9¾ホーム)