(2021.11.11)今年もリメンバランス・デーがやってきました。(英国では赤いポピーのRemembrance Day&ロシアではゲオルギーのリボンの戦勝記念日)遠くから見ると、大小2枚の花びらを重ねた形がマトリョーシカに見えてしまいます。
11月11日はイギリスではRemembrance Day(リメンバランス・デー)。 第一次世界大戦が、1918年11月11日午前11時に終結したことを記念して、戦争で国のために戦い尊い命を失ったり負傷した兵士たちに敬意を捧げる戦没者追悼記念日となりました。戦争が終わったあとの荒地に、真っ赤なポピーの花が一面に咲いていたところから、毎年この日が近くと多くの人が赤いポピーの花を身に着けます。
△地下鉄の入り口などで赤いポピーのグッズが売られています。
△スーパーマーケットのレジ脇
△オンラインでは、公式ショップ以外にも、アーティストによるさまざまな作品を見ることができます。
男性は、秋色のコーデュロイジャケットの胸元にポケットチーフとポピー、ハンチング帽をおしゃれにかぶったり、ポピーに合わせて真っ赤なパンツを着こなしていたり、ピシッと決まったビジネススーツの襟にきらりと光るポピーのピンバッジをさりげなくつけていたり。女性も、ポピー柄のスカーフを胸元からちらりと覗かせたり、黒いフェルト帽のアクセントにポピーをつけたり、ふと伸ばした指先にポピーの咲いた指輪があったり・・・赤いポピーを上手にコーディネートに取り入れています。子どもたちの制服にも、毛糸で編んだポピーや、リュックサックのキーホルダーにポピー・・・
△フットボールスタジアムでも、盛り上がっていた会場が一気に鎮まり、トランペットの音色が響き渡ります。
△しんと静まりかえった黙祷の瞬間
11月11日 に一番近い日曜日(リメンバランス・サンデー)の午前11時には、戦没者記念碑のあるロンドンのCenotaph (セノタフ)で、セレモニーとパレードが行われました。
△体調を崩されていたエリザベス女王は残念ながら公務への復帰を見送られましたが、キャサリン妃をはじめ王族や政治家も参加されました。追悼の詩が読み上げられ、黙祷が捧げられます。
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一方、ロシアでは、戦勝記念日を祝い、命を落とした人々を追悼してゲオルギーのリボンを身につけます。
☆モスクワ通信『毎年恒例!ロシア国際軍楽祭と戦勝記念日、そして新たに誕生した軍主聖堂』
☆【ロシアの祝日】5月9日 戦勝記念日を祝うロシア!記念グッズも大公開!!
△ちなみに同じ日には、The Load Mayor’s Showのパレードもありました!