都会のオアシス St. James’s Parkの春は、まさに水鳥たちの楽園!ここにロシアから贈られたペリカンが生息していると聞いて会いに行ってきました。
△St. James’s Parkにペリカンが贈られたのは1664年。当時のロシア大使からKing Charles(チャールズ2世)への贈り物でした。それから今日まで大切に育てられ、これまで合計40羽以上ものペリカンたちがロンドン市民に愛されてきました。Isla, Tiffany, Gargi, Sun, Moon, Starなど名前もつけられているそう。
白い羽と大きなくちばし、目の周りと足をほんのりとピンク色に染めてどこか愛嬌のあるペリカンたち。この日は池の真ん中でのんびりと過ごしていましたが、公園内でお散歩中にすれ違ったり、ベンチで隣に座っていたり・・・かなり近くで見ることもできます。
両翼をひろげた長さは鳥類で世界2番目といわれていますが、その羽をダイナミックに羽ばたかせて飛ぶ姿を見た方も。獲物を求めてロンドン動物園や他の公園へ飛んでいくペリカンもいたことから、毎日2:30pm〜3:00pm頃には、スタッフによって新鮮な海の魚が与えられるようになり、1日1羽あたり2〜5尾を食べるのだそうです。フォートナム&メイソンには、このペリカンがラベルになったコーヒーも!(☆【英国のなかのロシア】ロシア大使からの贈りもの ペリカンが描かれたコーヒー「クラブ・ブレンド」【F&Mパトロール】)
ほかにもたくさんの水鳥たちが親しげにすぐ隣まで近寄ってきます。
△餌をやっていた女性によると、黒鳥がおかあさんなのだそう。『みにくいアヒルの子』か、それとも『白鳥の湖』か・・・!(チャイコフスキーがバレエ曲『白鳥の湖』のインスピレーションを得たという湖☆【世界遺産】古き良きモスクワの風景・・・ノヴォデヴィチ修道院の建築アンサンブル☆スタニスラフスキー・ネミローヴィチ=ダンチェンコ記念国立モスクワ音楽劇場バレエ『白鳥の湖』)
セント・ジェームズ・パークの西側にはバッキンガム宮殿があり、ホース・ガーズ・パレードのグラウンドやホース・ガーズも見えます。
△1826年から1827年にかけて現在のような公園デザインに再設計したのは建築家ジョン・ナッシュ。
△白樺と背の高い白い花の組み合わせ、モスクワ郊外でよくみかけたあの花を思い出しました。(☆アメリカが攻めてきた!?Борщевики(ボルシェヴィキ)の乱)
△雪が降ったような白は、可憐なマーガレット!
△バッキンガム宮殿前に・・・象の群れ!?
東のセント・ジェームズ・パークからグリーン・パーク、ハイド・パーク、ケンジントン・ガーデンズとつながっています。
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