プレミアリーグをはじめとするサッカー中継のSky Sportsに占領されてしまいがちなTVですが、私のお気に入りのひとつは『The Great British Bake Off(ザ ブリティッシュ ベイク オフ)』日本でも放送されている人気TV番組です。ベイキングをこよなく愛するアマチュアベイカーたちが集まり、ナンバー1を競います。2010年にBBCでスタートし、シリーズを重ねながら国民的超人気番組に成長を続け、コロナ禍にも負けずシーズン11を終えました。BBCから番組が移るときには新聞記事にも大きく取り上げられたそうで、出演者などリニューアルして現在はChannel 4でオンエアされています。挑戦者たちは数週間かけてファイナル進出までSignature Challenge、Technical Challenge、Showstopper Challengeのチャレンジをこなしていきます。
モスクワもそうですが、ロンドンも多民族国家なので、老若男女、肌や目や髪の色も出身も宗教も・・・それぞれのバックグラウンドを持つオリジナリティー溢れる挑戦者たちがオーブンから取り出すイマジネーション豊かなお菓子やパンの世界も楽しいですし、名物の特設テント内で繰り広げる人間ドラマにも引き込まれます。
△回を重ねて少し特色あるテーマも加わるようになり、シーズン6ではなんと日本がテーマの週 (Japanese Week)もありました。オープニングから司会者の二人は、漫画の?柄のセーターと、漫画ならぬマンゴーの被り物姿で登場。内容もオリジナリティ溢れる中華まんレシピを披露したり(日本でなく中華ですが)、レシピを元に抹茶のミルクレープを作ったり、日本の“カワイイ”からインスパイアされるケーキを披露したり・・・と盛り沢山!桜の木や芸者など、日本のモチーフも!
△司会のNoel FieldingとMatt Lucas、審査&コメンテーターのPrue LeithとPaul Hollywood
△自身も柴犬を飼っているというDaveの“カワイイ”柴犬ケーキ。なかも日本らしいフレーバーを加えたスポンジが重なっていてとても綺麗でした。モスクワでは、秋田犬が人気でした!プーチン大統領にも贈呈され、フィギュアスケート選手ザギトワ選手もオリンピック金メダルのご褒美に秋田犬の“マサル”を家族に迎えました。(☆【モスクワの流行】秋田犬、人気!)
△シーズン10のHenry作『A WHITE RUSSIAN』ロシアを思わせるケーキも。
2021年の新シーズンのエントリーは昨年2020年12月ですでに締め切られており、順調にいけば夏4月から8月の間に数週間かけて収録が行われ、ファンは秋のオンエアを心待ちにしています。これまでのシリーズはアーカイブからもご覧いただけますし、Junior Bake Offなどのスピンオフ企画も。サイトでは写真やレシピも楽しめますし、エリザベス女王の90歳のバースデーケーキを献上したNadiya Hussainのようにこの番組から羽ばたいて現在はプロとしてマスコミで活躍しているベイカーもいます。
さて来週は、息子の学校でもベイクオフ選手権があるのだそう。Zoom審査にみんなどんなお菓子を作ってくるのかな?
ロシアのTVでも子どもたちの歌のコンクールを楽しみに見ていました♪
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