【英国のなかのロシア】日帰り旅 英国女王が週末をすごす世界最大最古のウィンザー城でみつけたロシア

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今年2022年はエリザベス女王が即位されてからちょうど70年!プラチナ・ジュビリー(PlatinumJubilee)のお祝いも近づいてきました。そこで、女王にゆかりの深い場所を訪れてみました(☆エリザベス女王のお誕生日!プラチナ・ジュビリーへむけて・・・)。ロンドンから西へ1時間・・・日帰りで足を伸ばすのにぴったりの人気観光地ウィンザー城(Windsor Castle)へ。

△ウィンザー城は今現在も君主が居城するお城としては世界最大にして最古の公邸です。城壁のそばにはヴィクトリア女王像。

△平日はロンドン中心部のバッキンガム宮殿で公務にあたるエリザベス女王ですが(関連☆【英国のなかのロシア】バッキンガム・パレスの庭でピクニック!ロイヤル・コレクションのなかのロシアのティアラの話)、週末はこのウィンザー城で過ごされることが多く、このラウンドタワーに王室の旗があがっていれば女王がいらっしゃる証です。(不在時は英国旗ユニオンジャック)今日もこのお城のどこかに女王がいらっしゃるんですね。

△近衛兵の交替式は11時から。

内部見学時は写真撮影が禁止なのですが、あちらこちらにロシアとのつながりを発見!

☆たとえば、Grand reception roomでは、ヴィクトア女王へロシア皇帝ニコライ1世から贈られたマラカイト(孔雀石)の大きな花瓶が展示されていました。1839年に蒸気船で運ばれたものということ。息子(未来のアレクサンドル2世)が英国を訪れたことへの御礼として贈られたものだと記されていました。(写真はこちら

 

☆ナポレオン戦争でナポレオンに勝利した国の皇帝たちの肖像画で埋め尽くされたWaterloo chamberでは、ロシア皇帝アレクサンドル1世の大きな肖像画をみることができました。実はヴィクトリア女王が誕生した時、アレクサンドリナ・ヴィクトリアという名前で洗礼を受けました。ナポレオンをやぶった偉大なロシア皇帝アレクサンドル1世から名前をもらったもので、ヴィクトリア女王のゴッドファーザー(代父)はロシアのアレクサンドル1世だったのです!(写真はこちら

☆ステートメントアパートメントでおすすめなのは、セント・ジョージズ・ホール(St George’s Hall)。海外からの来賓を迎えた記念の紋章と暦が残されていて、たとえば菊の紋章をヒントに辿ると、日本は1905年にMITSUHITO、1912年YOSHIHITO、1929年にHIROHITO、1998年にAKIHITOと天皇の名が記されていました。ロシアの双頭の鷲の紋章をヒントに探ると・・・1813年アレクサンドル1世、1827年ニコライ1世、1867年アレクサンドル2世、1881年アレクサンドル3世、1893年ニコライ2世(Grand duke of Russia  )を見つけることができました。

△セント・ジョージ礼拝堂では2005年には、チャールズ皇太子とカミラ夫人の、2018年にはハリー王子とメーガンさんのロイヤルウェディングが行われました。また昨年は、故フィリップ殿下の葬儀が取り行われました。(☆ロマノフ家の末裔にあたるエディンバラ公フィリップ殿下のご逝去・・・悲しみに包まれるイギリス

△あちらにもこちらにも可愛らしい王冠がついていて、王冠を探しながら見学するのも楽しい!

△お土産屋さんにも、プラチナ・ジュビリーのグッズが増えました。

△インペリアル・ロシアン(IMPERIAL RUSSIAN)と名付けられたティーセット。ロシアの皇室御用達の宝石職人カール・ファベルジェの作品からインスパイアされたシリーズです。

 

△町歩きでは、ハリー王子の名がついたパブや、ヴィクトリア女王の時代の古い郵便ポストを発見。(☆隠れたもうひとつの地下鉄に乗って郵便の歴史を辿る!郵便博物館)ウィンザーの町並みといえば・・・シェイクスピアの喜劇『ウィンザーの陽気な女房たち』!?(☆【イギリス国内旅】ストラトフォード=アポン=エイヴォンへシェイクスピア巡礼の旅!そして名物ジャイアント・スコーン

 

△1897年開業のウインザー・ロイヤル・ステーションは現在ショッピングモールになっていて、女王のお気に入りだというモルトン・ブラウンなどのお店が入っていました。駅前には、エリザベス女王のダイヤモンド・ジュビリー記念モニュメント。

 

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