【今日のロシア】山の上ホテル

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東京・御茶ノ水駅周辺で一際目を引く建築物といえば、やはり湯島聖堂とニコライ堂(正式名称は日本ハリストス正教会復活大聖堂。日本初の本格的なビザンチン様式のロシア正教の教会)ですが、山の上ホテル旧館もその一つです。

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△その名の通り小高い丘の上にあり、昭和の名建築と言われています。

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△アール・デコ調のクラシックな内装。ロビーには現在、ホテルの歴史を感じられる展示があります。

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川端康成、三島由紀夫、遠藤周作、松本清張、池波正太郎・・・ ここを愛し定宿にして名作を残した文豪たち直筆の貴重な品も見ることが出来ます。さすがは“文化人のホテル”!

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△ホテルの歩みを紹介する年表コーナーには、ウィーン少年合唱団が宿泊した際の写真とサイン、そしてソ連バレーボールチームが宿泊した際の記念のサイン入りボールなども!

 

私は従兄弟の結婚式で訪れたのですが、都会の真ん中とは思えない木々の緑とガラス張りの天井から降り注ぐきらきらした光、美しいステンドグラスが印象的な山の手教会は心が洗われるようでした!

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式も披露宴も、サンクトペテルブルグに住んだことのある新婦さん選曲によるロシアの作曲家の曲(日本でも結婚式の定番!チャイコフスキーの『くるみ割り人形』や『眠りの森の美女』、ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』で花束贈呈、そして入場シーンでムソルグスキーの『キエフの大門』は意外でしたがとても合っていました!)を中心に、大好きな曲に包まれながら、新郎新婦の幸せを願うあたたかな結婚式でした。

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△ちなみに、通称“モーツァルトの部屋“と呼ばれる601号室スイートルームは、5階から秘密の屋根裏部屋へ向かうようなちいさな階段を登っていくのですが、室内にはモーツァルトの楽譜や肖像画が飾られ、クラシックを堪能出来るオーディオセットが完備されています(モーツァルトのCDも)。

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△さて、山の上ホテルといえば、天ぷらが有名ですが、コーヒーパーラー ヒルトップもクラシカルで落ち着いた雰囲気。週替わりメニューのなかには、「14番 ビーフストロガノフ」を発見!紅茶バリエーションには、「21番 ルシアンティー」もありました。

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