【英国のなかのロシア】ハロッズで出逢う『ウェッジウッド・パークランド』

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英国を旅立つ友人への贈り物を求めて英国の老舗百貨店ハロッズへ。(関連☆【イギリスのなかのロシア】老舗高級百貨店ハロッズのなかでナチュラシベリカ発見!

英国らしく、ロイヤル・クラウン・ダービー(Royal Crown Derby)のペーパーウェイトを選びました。その売り場の横には・・・ウェッジウッドのパークランド(Wedgewood Parkland)!

△英国の陶器の街ストークオントレントで、ウェッジウッドの工場やミュージアムを楽しみ、アフタヌーンティーで出会ったのがこのシリーズでした。ウェッジウッドを愛し世界から訪れる目の肥えたお客様たちの期待に応えるためにウェッジウッドのティールーム専用にデザインされたというこのシリーズは・・・なんと私の愛するフロッグ・サービスの現代版!

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ウェッジウッドの評判がヨーロッパ中に広まっていた1773年、ロシアの女帝エカテリーナ2世が注文したディナーセットが『フロッグ・サービス』。サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館にコレクションの大部分が展示されていますが、オックスフォードのアシュモレアン博物館やロンドンのV&Aでも見ることができます。(☆アリス、ハリーポッター、そしてあの人物も!大学の町オックスフォード旅 前編【英国のなかのロシア】

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△『フロッグ・サービス』は、名前の通り、手描きの可愛らしい青カエルの紋章がついているのがポイントで、エカテリーナ2世が夏の別荘ツァールスコエ・セローのエカテリーナ宮殿に向かう途中に滞在したというケケレケクシネンスキー宮殿のために注文したものですが、ケケレケクシネンスキー«Кекерекексинен» とはフィンランド語で“カエルの沼”を意味していて、ここは“カエル宮殿”と呼ばれていたのだとか。

△1枚1枚に風光明媚な英国の景色が描かれていた『フロッグ・サービス』にインスピレーションを得て登場したのが、この『ウェッジウッド・パークランド』です。『フロッグ・サービス』で描かれていたいくつかの景色を用いることで、ウェッジウッドの芸術性や長い伝統への誇りを、そこにストライプをドラマチックに調和させることでモダンな魅力を醸し出しています。(右:Stowe plate 23cm 30£ 左:West Wycomb)

深い交流の歴史を持つ英国のなかで、ロシアを探す私の『英国のなかのロシア』プロジェクトのなかでも、最も興味を持っているのが、この『フロッグ・サービス』です。

関連☆【英国のなかのロシア】〜まとめ〜 (2022.02更新!)

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