世界遺産のグリニッジ海事都市!大英帝国へ中国から紅茶を運んだ世界最速カティーサーク号とロシアの世界初の原子力砕氷船レーニン号

  • URLをコピーしました!

たくさんの見どころがあり、いつもたくさんの人が集まっているグリニッジ(Greenwich)。最盛期の大英帝国が、中国から紅茶を運ぶために使っていた快速帆船(ティー・クリッパー)のなかで唯一美しい形で現存しているカティーサーク(Cutty Sark)号は、なかに入って展示を見ることができる博物館になっています。

IMG_9537

およそ150年前にスコットランドの町Dumbartonで、世界一速い船を作るためにJohn Willisが大金を投じて完成させました。スエズ運河が完成し、蒸気船が全盛になるまでの間活躍しました。2007年の火事の被害にあいましたが、船の約90%が無事に残ったことは不幸中の幸いでした。

IMG_9540

IMG_9548

△積荷の茶箱が詰まっていた船底も展示室に・・・!

 

IMG_9547

△漢字や東洋柄がなんともエキゾチックな茶箱(tea chest)

IMG_9544 IMG_9545  

IMG_9549

△美しい茶箱を再現し、そこに貿易の歴史が紹介されているのがとても気に入りました。まさに巨大なティーポット!

IMG_9550 IMG_9552

IMG_9553 IMG_9556

IMG_9555 IMG_9563

△Richard Woodget船長は当時の記録を破り、オーストラリアーロンドン間を73日で航海したのだそう。カティーサークはオーストラリアからメリノウールも運んでいました。クリスマス・ジャンパーの季節はもちろん、暖かなセーターに今も大活躍するメリノウール。

IMG_9564

IMG_9566 IMG_9567

IMG_9573

△テムズ川へ向かって・・・まるで海の上にいるよう。

IMG_9574

当時の船員たちの生活も覗き見ることができます。

IMG_9575

IMG_9583

△豆のスープや塩味の肉、ポテトパイなどが出されていたそうです。

IMG_9589 IMG_9581

IMG_9595

△カティーサーク号のカフェでいただく紅茶はまた格別⁉︎

IMG_9596

IMG_9597

IMG_9598

△「カティーサーク」は、スコッチウイスキーの銘柄にもなっています。

IMG_9599

△カティーサークというのは古いスコットランドの言葉で、ロバート・バンズの詩に登場する妖精が身につけていた布を意味するのだそう。船首にもこの妖精をイメージした像がついています(中央上)。船首のモチーフはその船の個性でありとても大切にされていて、無事に航海して乗組員を故郷へ運んでくれるよう祈りがこめられています。

さて、ロシアでも貴重な船の中が博物館になっている場所、ムールマンスクにある世界初の原子力砕氷船レーニン号を訪れました。

【オーロラ・スポット!北極圏ムルマンスク】街歩き③世界初の原子力砕氷船レーニン!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次