弦楽と合唱による2016ニューイヤー演奏会、そしてシベリア芸術フェスティバル IN JAPAN 2016!

2016-03-13

ロシア文化フェスティバルblogより)

いよいよロシア文化フェスティバル IN JAPANの2016年パンフレットも完成し、オープニングを前に、すでに登録プログラムが進行しております。1月末には浜離宮朝日ホールにて、弦楽と合唱による2016ニューイヤー演奏会が大成功をおさめました!

 

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曲目は、現代のロシア正教会で多大な尊敬を集めているアルフェエフ(イラリオン府主教)作曲の『マトフェイ受難曲』(2006年作曲)です。「マトフェイ」は、私たちが普段耳にするイエス・キリストの十二弟子のひとり「マタイ」の、ロシア正教会の表記です。新約聖書の「マタイによる福音書」の、キリストの受難を題材にした『マタイ受難曲』は、J・S・バッハ作曲のものが有名で、日本でもたびたび演奏されていますが、イラリオン府主教による『マトフェイ受難曲』が日本で演奏されたのは、今回が初めてのことでした。

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3歳からピアノ、6歳からヴァイオリン、12歳から作曲をはじめ、モスクワのグネーシン特別中等学校とモスクワ音楽院で学んだというイラリオン府主教。それから一旦は音楽を捨てて修道院へ入り、モスクワ大学神学部を卒業して聖職の道を選びました。それから20年を経て、作曲を再開したイラリオン府主教にとって初の大作です。男性合唱のみで構成されるロシア正教の聖歌とはまた違い、祈りの言葉が音楽的な響きをもって人々の心を癒していきます。器楽や混声合唱、語りも加わってハリストス(キリスト)の受難と人類への愛と祈りが紡ぎ出されていくのです。ロシア留学時代にこの傑作に出逢い、心酔したのが、当時モスクワ音楽院で指揮を学んでいた渡辺新さんです。「楽曲が持つ美しさと清らかさをロシア正教徒だけにとどめず、世界中で分かち合いたい、いつか日本でも上演したい!」との熱い想いを胸に、5年をかけて準備をすすめていらしたそうです。ロシア・北欧の知られざる名曲を発掘・紹介する「オーケストラ・ナデージダ(希望)」を率い、また合唱団ナデージダを結成して、ついに今回の日本初演が実現しました。日本では珍しくすべてロシア語の歌詞で上演するという意欲的な試みでもありましたが、聴衆からはつぎつぎに再演を望む声が寄せられています。

 

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そして6月には注目のオープニング関連プログラムが目白押しです。ロシア文化フェスティバル IN JAPANの10周年を記念して、これまで初の試みとしてシベリアに特化し、ロシアが誇る世界的ヴァイオリニストのワジム・レーピンと、その妻でありマリインスキー劇場とボリショイ劇場というロシア二大バレエ劇場でソリストを務めてきたスベトラーナ・ザハロワの夢の競演『シベリア芸術フェスティバル IN JAPAN 2016 パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』をお楽しみ頂きます。

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日本でも絶大な人気を誇るワジム・レーピンが生まれ、18年間暮らした故郷のノヴォシビルスクで芸術監督を務める”Транссибирский Арт-Фестиваль“(トランスーシベリア芸術祭)。プーチン大統領をはじめ多くの著名人に支持され、世界中から多彩なゲストを招いて2014年から開催されています。

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このフェスティバルには、これまで日本からも芸術家が参加しており、1990年に史上最年少でチャイコフスキーコンクールで優勝したヴァイオリニストの諏訪内晶子や、9歳でロシア国立ノヴォシビルスク音楽院付属音楽学校に留学し、ワディム・レーピン基金奨学生として現在もノヴォシビルスクを基盤に活動している田中杏菜、そして今年は、曽祖父・服部良一、祖父・服部克久、父・服部隆之という音楽名門一家に生まれ、5歳でヴァイオリンをはじめ8歳から名教師ザハール・ブロンに師事するという、ワジム・レーピンと同じ経歴を持つ新星ヴァイオリニストの服部百音が登場します。レーピンは、開催当初からフェスティバルを世界へ展開したいと願っており、ついにここ日本で、ロシア文化フェスティバル IN JAPANの枠内で実現することとなりました。レーピン&諏訪内&マイスキー&ルガンスキーの豪華競演など、いずれも聴きのがすことができません。

 

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△公式サイトはこちら。 サイト内О Новосибирскеでは、ロシア第3の都市といわれるノヴォシビルスクについても紹介されており、動画もご覧頂けます。

ほかにも、毎年夏のお楽しみのボリショイサーカスや、創立150周年を迎える国立モスクワ音楽院室内合唱団出演によるロシア音楽祭(民謡合唱団+民族楽器+民族舞踊)も予定されており、今年も見どころ満載です!2016年もロシア文化フェスティバル IN JAPANとともに、今ここでしか出逢えない感動のひとときに立ち会いましょう!

 

 

参考;Christian Today Co., Ltd.

 

ロシア大使館 新春バレエ・ガラ、今年も!

2016-02-02

ロシア文化フェスティバルblogより)

昨年につづき今年も開催された、イリーナ・ペレン&マラト・シェミウノフ(ミハイロフ劇場 プリンシパル ダンサー)新春バレエ・ガラ コンサート!(主催 NPOちきゅう市民クラブ、K&Asociates International)

 

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ロシア大使館の大広間で、そのサブタイトルのとおり“夢のような至福のひと時を“過ごすことが出来ます。

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ロシア正教の暦では新年1月7日にクリスマス、それから旧正月を迎えますから、館内はまだクリスマスツリーを飾ってお祝いムード。ライトアップされた大使館敷地内では、大きなツリーのように東京タワーがきらめきます。

 

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首都のパノラマを描いたツェレテリ作の銅版画『首都モスクワ、我がモスクワ』を背景に、シャンデリアの合間を泳ぐように高いリフトで魅了したイリーナ・ペレン&マラト・シェミウノフ。普段の舞台ステージとは違い、すぐ目の前で、ロシアが誇る世界のトップダンサーの圧倒的なオーラに包まれるのがこのコンサートの醍醐味。その鍛え抜かれた肉体、洗練された動きのひとつひとつ、醸し出す優雅な雰囲気・・・なにもかもがこの世のものとは思えない究極の美しさで、お二人が登場するたびに空気が変わり、熱いまなざしと期待感で客席の温度が急上昇します。

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コンサート後にはロシア料理を囲んでパーティもあり、出演者の皆様とお話したり一緒に写真を撮ることもできます。私服姿も素敵なイリーナ&マラトの周りには長蛇の列が・・・!サービス精神旺盛に優しい笑顔で気さくに応じてくれるお二人の人柄に、皆さらにファンになってしまいます。

マラト&イリーナ「ロシアと日本は今までずっと文化・ビジネスを含めあらゆる分野で友好関係にあり、またパートナーでもあります。この友愛・協力関係を継続していかなければなりません!日本の観客は洗練されていていつも温かく迎えてくださり尊敬しております。そんな日本の皆様の前でバレエを披露出来て大変光栄です。」

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△『火祭りの踊り』では劇的なクライマックスまで燃え盛る炎のようなパッションと超絶技巧を披露したピアニスト斎藤雅広さん。「ポーランドに住んでおりましたので、ロシアには音楽もお料理もとても親しみを感じています。私たちはもちろん、特に若い世代には、音楽を通してもっと気楽に国際交流を楽しんでほしいものです」

 

 

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△ロシアの春の花ライラックを歌ったラフマニノフ作曲の『リラの花』ではその甘やかな歌声で会場を包みこんだソプラノの関森温子さん。ロシア歌曲を心から愛し、歌いつづける歌手のおひとりです。会場ではロシア人からも多くのブラボー!が寄せられていました。

 

 

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チェロのドミトリー・フェイギンさん&ピアニストで奥様の浩子 新見フェイギンさん「両国の関係をよく知るためには、お互いの文化の関係を知るべきです。両国の芸術家たちが行き来することが大切なのです。今晩は、イリーナと、そしてお客様と、一体になれる特別な喜びの瞬間がありました。」

 

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ロシア留学でバレリーナとして輝きはじめた若きダンサーたちも出演!「まさに以心伝心で息のあったふたりが踊ると、難しいものも難しくみえない・・・!」と尊敬をこめて語ってくださった武藤桜子さんと妹尾矢弥子さん。

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△「昨年はイリーナが踊ったロシアの踊りを今年は自分が踊る機会を頂けるなんて・・・と感無量の様子の柴山万里奈さん。ロシアを拠点に活動していきたいと夢を語ってくださいました。

 

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会場では、イリーナ・ペレンデザインのTシャツや衣装バッグなどの貴重なグッズや、ロシア人写真家Ekaterina Kravtsovaが撮影したイリーナのアート写真“白のバリエーション”なども、展示販売されていました。

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パーティ会場では、大使館の専属料理人によるロシア料理やウォッカが振る舞われ、ロシアのキルト作品が飾られた一角にはロシアの雑貨やお菓子が販売されるなど、ロシアを五感で満喫出来る夜となりました。

2016年展望を長塚英雄事務局長に新春インタビュー!

2016-01-21

(ロシア文化フェスティバルIN JAPAN公式ブログより)

皆様、明けましておめでとうございます。今年のロシア文化フェスティバル IN JAPANもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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さっそくですが、長塚英雄 日本組織委員会事務局長に、2016年の展望をお話頂きましょう。

―新年おめでとうございます。まずは2016年に際しての抱負をお聞かせ下さい。

長塚――日本、ロシア、日ロ関係をめぐる国際情勢も複雑で厳しいものがありますが、「日本におけるロシア文化フェスティバル」はさまざまな情勢の影響をうけつつ、10周年を迎えることが出来ました。あわせて、1956年の日ロ国交回復60周年、ソ連崩壊から新生ロシア誕生25周年でもありますので、両国政府・自治体・各界の皆様とともに、大勢の市民の皆様とともに、心に響く芸術の楽しいひとときを過ごしたいと存じます。

 

-めまぐるしい国際情勢のなかで、ロシア文化フェスティバルにも少なからぬ影響があると思いますが。

長塚――ご承知のように、イスラム国(IS)の非人道的なテロと軍事行動、サウジアラビアとイランをめぐる危険な中東情勢、地球温暖化によるさまざまな自然災害、改善されない貧困・飢餓・貧富の格差拡大など地球上の諸問題は渦を巻いています。ロシアは原油安、ウクライナ問題対ロ制裁、ルーブル下落で財務省は困難に直面しています。そのような状況下で各国でも開催されていたロシア文化フェスティバルはほとんどがなくなりました。日本は、昨年、引き族き「2017-2021開催協定」を両国代表により調印され継続を宣言することができました。こうした文化交流の努力が世界平和と日ロ両国の懸案解決・関係発展に実る事を祈念するばかりです。双方の関係者は国家予算だけでなく、企業の文化支援をお願いし、ガスプロム銀行、ショジエフ国際財団などの協力を得てきました。ロシアに進出する日本企業の参加もお願いします。

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-昨年までのフェスティバルについてはいかがでしたか。

長塚――2005年の準備期間を経て、2006年にスタートし2015年までの10年間に1320万1900名がフェスティバルの行事にご参加いただきました。昨年は40都道府県92市区町村で開催され、来日したロシア人芸術家・専門家は898名にのぼりました。来日したロシア人芸術家が多かったのはバレエ団やオーケストラが多かったからです。これまで、両国首脳からたびたび祝賀メッセージがよせられましたし、皇后陛下美智子さま、皇太子殿下徳仁さま・愛子内親王殿下、高円宮妃久子殿下もご出席され鑑賞いただきましたことを大変嬉しく思います。

10年間継続できた要因は、政府外務省の指導、京都・大阪・新潟・北海道(函館)など地方自治体の協力、ロシア芸術家を招聘する企業・団体・個人の参加と尽力があげられます。

もちろん、ロシア政府文化省・財務省・外務省、ロシア文化フェスティバルロシア組織委員会、ロ日協会、INARTEXなどロシア側の尽力が大きいことはいうまでもありません。

 

―注目の2016年のオープニングはどのような形でおこなわれるのでしょうか。

長塚――ことしのオープニングは、6・7月におこなわれます。オープニングの行事として、ワジム・レーピンとスヴェトラーナ・ザハロワを中心とするシベリア芸術祭、ボリショイサーカス(7月16日=東京体育館)、国立モスクワ音楽院創設150周年記念・モスクワ音楽院室内合唱団招聘によるロシア音楽祭(7月23日=新宿文化センター)、そして記念レセプション(6月18日=駐日ロシア大使館ホール)の4本を挙行します。シベリア芸術祭は、6月17日(金)サントリーホールで開催され、すでに、S・E・ナルイシキン国家院議長を団長とするロシア政府代表団が6月16日に来日することが決定されています。

-毎年たくさんの芸術プログラムを用意して楽しませてくださいますが、今後とも健康に留意され活躍されます事をお祈りいたします。

長塚――ありがとうございます。ロシア経済の回復、日ロ関係の前進を願いながら、①すぐれたロシア芸術の紹介、②昨年のようなロシアバレエと日本舞踊のコラボにみる創作、そして③市民参加の行事、を基調に明るく楽しく推し進めたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻をお願いします。

 

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また、2016年のロシア文化フェスティバル IN JAPAN日本組織委員長には、自由民主党の副総裁であり元外務大臣の高村正彦氏が就任することが発表されました。高村氏は1月10日〜13日までロシアに滞在し、セルゲイ・ラヴロフ ロシア外相およびロシア文化フェスティバル IN JAPANロシア組織委員会委員長でもあるセルゲイ・ナルイシュキン国家院議長と懇談。両氏から就任に関してお祝いの言葉を頂いたそうです。ロシアのクラシック音楽の愛好家としても知られ、夫人と共に様々なコンサートに足を運んでいる高村氏はまた、日ロ友好議員連盟会長を務めており、2014年には日露武道交流年の枠内で、団長としてモスクワを訪問しています。

公式プログラムの発表は2月1日を予定していますのでご期待下さい!