【モスクワ噴水さんぽ】ВДНХ リニューアルしてピカピカな“石の花の噴水”と旧ソ連の国々をぐるり一周の“民族友好の噴水”

2020-06-29

モスクワの噴水さんぽといえば、旧ソ連の国々をぐるり一周旅行気分が味わえる全ロシア博覧センター(Выставка достижений народного хозяйства 略称ВДНХ)の“石の花の噴水”と“民族友好の噴水”も外せません!2018年に訪れたときは修復中でしたが・・・(【懐ソ連派におすすめ】宇宙飛行士の日の全ロシア展示会場(ВДНХ) 2018)、今は再び、夏の太陽を受けて一斉に水を噴き上げています!

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△石の花の噴水。孔雀石の原石ような深みのある色合いがなんともいえず素敵だった10年前の姿を思い描いて近づいてみると・・・なんだか修復後は色合いがピカピカ派手になってしまって。(関連☆全ロシア展示会場の休日♪2009年))

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それでもやっぱり噴水は大人気!新婚の二人も記念写真。

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△民族友好の噴水。噴水を囲むように12人の女性が建っていますが、それぞれ旧ソ連の構成各国の民族衣装を着て、手にはその国の経済を支える特産物を持っています。

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ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ウズベキスタン、グルジア、リトアニア、ラトヴィア、タジキスタン、トルクメニスタン、カレリア共和国、エストニア、アルメニア、モルドヴァ、キルギス、アゼルバイジャン、カザフスタン。

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平和大通りの先に広がるこの巨大な展示会場は、かつては国民経済達成博覧会と呼ばれていました。正面入り口の凱旋門から、一番奥の宇宙館まで、巨大な敷地が広がっており、その中心エリアに二つの大きな噴水を見ることが出来ます。そしてその噴水を囲むように社会主義ソヴィエトの達成した成果を誇示するたくさんのパヴィリオンが並んでいます。 パヴィリオンの中には、その国の特産品や民芸品などのブースもたくさん!ここでしか購入できない珍しいお菓子や民族衣装をアレンジした一点もののドレスなど掘り出し物もあり、アンテナショップ的な役割も果たしています。建物自体も見応えがありますし、博物館も多いので、ひとつずつ見ていくと一日あっても時間が足りません・・・!

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△カザフスタン・パビリオン。横にはオスタンキノ・タワーが!

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△ベラルーシ・パビリオン

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△アルメニア・パビリオン

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△ロシア人にも人気のソ連ゲーム博物館。以前は赤の広場近くにありましたが、ВДНХに移設されました。

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△ソ連を味わう施設には、現在はロシアの新しい水族館モスクワリウムもあります。(モスクワの水族館モスクワリウムへ【親子で楽しい】【ロシアのなかの日本】【ロシアの新型コロナウイルス対策】

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敷地内は、今もあちらこちらでリニューアル工事が進められています。

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敷地奥には、もう一つ、噴水を見ることが出来ます。この池ではボートに乗ることもできます。

ВДНХ https://vdnh.ru

住所: пр-т Мира, 119, Москва

【ロシアの新型コロナ対策 #モスクワ定点観測】ロックダウン解除からの第3段階:6月23日〜

新型コロナウイルス感染対策のためのロックダウン解除から、第1段階(【ロシアの新型コロナ対策 #モスクワ定点観測】ロックダウン解除からの1週間(第1段階:6月9日〜15日))、第2段階(【ロシアの新型コロナ対策 #モスクワ定点観測】ロックダウン解除からの第2段階:6月16日〜22日))を経て、6月23日からの最終週は第3段階へ。

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③23日からはフィットネス・クラブやプール、健康施設、スパ&マッサージ・サロン、バーニャ、サウナ、レストランやカフェ、食堂など飲食店、幼稚園や子供用の遊び場、運動場、サッカー場など訪問可。モスクワ川クルーズの再開(【ロシア文化フェスBlog】モスクワ通信『モスクワ川クルーズへご案内!』

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さっそくたくさんのクルーズ船がモスクワ川を行き来しています。

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3月後半以来、私も久しぶりに地下鉄やバスなど公共交通機関を利用しました。周りは、マスクも手袋も着用していない人が多いため、なるべく混雑しない時間帯や車両を選んだり、こまめに消毒するなど、自分で自分の身を守る工夫が必要になってきそうです。

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△4月5月6月と、新型コロナウイルスの不安の中のステイホームで、いつもとは違うことばかりが続きましたが、いつもと同じように季節が巡って、いつもと同じ場所に満開に咲く花を見ると、その生命力の強さにパワーをもらいます。(【モスクワの街角】紫陽花、ジャスミン、シャガールの青!矢車菊

また、ロシアでは、極東地域の経済の発展とアジア太平洋地域との国際協力の拡大を目的に2005年から毎年9月に開催されてきた東宝経済フォーラムの中止を発表しています。他にも主要な経済フォーラムや投資フォーラムは相次いで中止に。ロシア文化フェスティバル IN JAPANのイベントも中止になり、皆さまとお目にかかることも難しくなってしまいましたし、日露交流年の大成功を受けて2020年から2021年にかけて実施されることになっていた「日露地域・姉妹都市交流年」(日露地域交流年)の開会式も延期に・・・

 

モスクワ通信『まるで彫刻の森!ノヴォデヴィチ墓地アルバム』

2020-06-28

(ロシア文化フェスティバルblogより)

6月12日はロシアの日でした。今回は、ソ連とロシアの時代に名を残し、今も人々に敬愛されている偉人たちのパンテオン、ノヴォデヴィチ墓地(Новодевичье кладбище)を歩きます。門を入り右手側の建物がチケット売り場です(2020年現在は親族のお墓参り以外は大人1枚300ルーブル)。また、売店で地図(200ルーブル)も購入できます。重複していたり地図の場所に存在しないお墓もあったりしますが、これがなければ広い敷地内に26,000以上あるお墓の中から目的地へ向かうのは至難の技!見つけたお墓に印をつけて訪問の記念にも。世界遺産にもなっているノヴォデヴィチ修道院とは壁で仕切られており別の入り口です。

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△まるで彫刻のようなお墓が並び、モスクワの観光名所のひとつにもなっています。美しい緑に包まれた墓地には、お花を手にのんびりとお散歩を楽しむロシア人の姿もよく見かけます。

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△入り口の門の手前左には花屋があります。ロシアではお祝いのお花は奇数と決まっていますが、故人には偶数のお花を捧げます。多くの人が献花に訪れる著名人の墓は、それぞれの区画の外側(通路沿い)に位置していたり、横にベンチが置いてあったりします。ロシアは土葬が多いのですが、葬儀の際には生花を、そしてその後は、生花でも造花でも好きなお花を捧げます。長い間美しく飾ることができる造花の花輪もお墓ではよく見かけます。リボンとお花でできた花輪には、誰から捧げられたかが記されています。

それでは、ロシア文化フェスティバルにも縁の深い偉人たちの美しいお墓をご覧ください!

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△2007年に101歳で逝去されたイーゴリ・モイセーエフ(Игорь Александрович Моисеев)のお墓。今年2020年の目玉プログラムとして、ロシアではもちろん世界中で愛されているイーゴリ・モイセーエフ記念国立アカデミー民族舞踊アンサンブル公演があります。ロシアを訪れたら誰もが一度は観たいと願い、1度観たらぜひまた観たくなる!と声を揃えて絶賛します。

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△白く幻想的に浮かび上がるバレリーナのガリーナ・ウラノワ(Галина Сергеевна Уланова) のお墓。スターリン建築の高層アパートには、ウラノワの部屋博物館が残されています。

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△女優タチヤナ・サモイロワ(Татьяна Евгеньевна Самойлова)のお墓。『アンナ・カレーニナ«Анна Каренина»』や『鶴は飛んでいく«Летят журавли» 』など名演で魅了しました。

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△サーカスの顔!伝説の道化師ユーリー・ニクーリン(Юрий Владимирович Никулин)。今でも彼の名を冠したニクーリン・サーカスは大人気!

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△劇作家・小説家アントン・チェーホフ(Антон Павлович Чехов)のお墓。周りには同じカモメのマークのついたモスクワ芸術座の俳優や関係者のお墓が並びます。

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△はためく巨大なロシア国旗は、ロシアのボリス・エリツィン(Борис Николаевич Ельцин)初代大統領のお墓

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△左:2009年 右:2020年

文豪ニコライ・ゴーゴリ(Николай Васильевич Гоголь)のお墓が以前のものとは変わっており、驚きました!実はゴーゴリは、ゴルゴダの丘に立つ十字架のような何の変哲もない石の上に十字架を立てた墓にしてほしいと遺言していたそうです。ゴーゴリは1852年に聖ダニーロフスキー修道院の墓地に葬られましたが、その際には、遺言通りに石と十字架、そして大理石の石棺が置かれていました。1932年、お墓と亡骸はこのノヴォデヴィチ墓地へ移され、ゴーゴリが天に召されてから100年の節目を記念して胸像が建てられました。そこには文豪ゴーゴリへソビエト政府から捧げられたことが記されていたそうです(それが、写真左の胸像です)。しかし、その後新生ロシアとなり、2009年には改めて、ゴーゴリの遺言の通りの墓に戻ったのだそうです(写真右が現在の墓)。

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△ヴラジーミル・ネミロヴィチ=ダンチェンコ(Владимир Иванович Немирович-Данченко)のお墓。スタニスラフスキー及びネミローヴィチ・ダンチェンコ記念 モスクワ・アカデミー音楽劇場は来日公演も多く日本でも人気があります。

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△作曲家ドミトリー・ショスタコーヴィチ(Дмитрий Дмитриевич Шостакович)のお墓

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△トレチャコフ美術館で知られているパーヴェル・トレチャコフ(Павел Михайлович Третьяков)のお墓

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△メゾ・ソプラノ歌手エレーナ・オブラスツォワ(Елена Васильевна Образцова)のお墓

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△チェロ奏者ムスティスラフ・ロストロポーヴィ(Мстислав Леопольдович Ростропович)のお墓

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△『巨匠とマルガリータ』などで知られる作家ミハイル・ブルガーコフ(Михаил Афанасьевич Булгаков)のお墓

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△詩人ヴラジーミル・マヤコフスキー(Владимир Владимирович Маяковский)のお墓

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△作曲家・ピアニストのアレクサンドル・スクリャービン(Александр Николаевич Скрябин)のお墓

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△モスクワ音楽院創設者ニコライ・ルビンシュテイン(Николай Григорьевич Рубинштейн)のお墓

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△バス歌手フョードル・シャリャーピン(Фёдор Иванович Шаляпин)のお墓

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△2017年に亡くなったバリトン歌手ドミトリー・フヴォロストフスキー(Дмитрий Александрович Хворостовский)のお墓。チケット売り場にはたくさんのCDがあり、この日一番多くのお花が捧げられていました。人気の高さが窺えます。

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△作曲家ドミトリー・カバレフスキー(Дмитрий Борисович Кабалевский)のお墓。

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△航空機設計者アンドレイ・ツポレフ(Андрей Николаевич Туполев)のお墓

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△最近スターリン建築のロシア外務省の建物前に銅像も完成した外務大臣エヴゲニー・プリマコフ(Евгений Максимович Примаков)のお墓

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△日ソ国交回復への道を開いた松本・マリク会談のソ連側全権代表ヤコフ・マリク(Яков Александрович Малик)のお墓(写真左)

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△壁にも棚が設置され、骨壺や記念碑、お花で飾られています。

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△ガイドツアーも人気です。こんな風に、憧れの偉人のお墓を訪ねお花を捧げることもできますし、お墓を見て歩きながら新たな出会いや発見もあります。

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△墓地の近くには世界遺産にも指定されているノヴォデヴィチ修道院。そして作曲家チャイコフスキーが『白鳥の湖』のインスピレーションを得たといわれている美しい池があります。

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△池の反対側からは、現代ロシアを象徴するモスクワ・シティの摩天楼も綺麗に見えていました。

Новодевичье кладбище http://novodevichye.com

住所:Лужнецкий пр-д, 2, Москва