【コバルトブルーと白の世界!グジェリ】〜まとめ〜

2020-11-10

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雪のような白地にコバルトブルーのグラデーションで描かれた絵柄が魅力で、ロシア土産の定番のひとつとなっているグジェリ陶器。ぽってりとした丸みと幅広いバリエーション、そして素朴な使い心地も人気です。モスクワ郊外グジェリで作られるグジェリ陶器の世界へ・・・!

【コバルトブルーと白の世界!グジェリ】グジェリ陶器のミュージアム編

【コバルトブルーと白の世界!グジェリ】グジェリ陶器の工場見学編

【コバルトブルーと白の世界!グジェリ】グジェリ陶器の絵付け体験編

 

【コバルトブルーと白の世界!グジェリ】グジェリ陶器の絵付け体験編

【グジェリ陶器の絵付け体験】

さて、ミュージアムでは傑作の数々を追いかけながら歴史を学び、さらに工場見学でグジェリの魅力を深めたところで、最後は絵付け体験に挑戦です! 

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△小さな動物の置物から好きなものを選びます。

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△職人さんが、目の前で丁寧に描き方を指導してくださいます。透明な板に顔料を広げ、平筆の一部だけに顔料が付くようにします。筆についた顔料の濃淡で描くお花は基本のモチーフ!すらすらと完成させる様子を拝見していると、簡単そうに見えますが・・・これがなかなか難しいのです。

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△可愛らしいグジェリ柄のエプロンをつけて息子もチャレンジ!

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△その横で、職人さんの手は休むことなくつぎつぎと絵皿を完成させていきます。

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△ロシア語でサインを入れて完成!子どもでも楽しめて良い記念になります。

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△釉薬に潜らせてのっぺらぼうに。工場見学の後なのでもちろん驚きません。きれいに仕上がりますように祈って暫しのお別れです。

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△以前絵付け体験をした子供たちの完成作も見せてもらいました。郵送あるいはモスクワのショッピングモールの中にあるお店で直接受け取ることもできるそうなのでお願いしました。

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窓から見える美しいロシアの黄金の秋・・・!

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施設内は、至るところにグジェリ陶器やグジェリ模様を見ることができます。

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△トイレの入り口だって、こんなに素敵!

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さて後日・・・モスクワに戻ってから、作品の完成を知らせる電話がかかってきました。指定されたのは市内のショッピングモールの中のロシアのお土産物やさんでした。

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【コバルトブルーと白の世界!グジェリ】グジェリ陶器の工場見学編

【グジェリ陶器の工場見学】

ミュージアムツアーで歴史を学んだところで、続いては工場見学です。

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まずはグジェリ産の白い粘土を水と合わせて泥状にします。 

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△床に置かれた大きな容器には、泥状になった液体が並々と入っています。

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△ここからホースで石膏の型に流し込んでいきます。

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△あたりには所狭しと石膏型が積まれています。

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多くの石膏型はお弁当箱のように半分に分かれるようになっており、そのそれぞれに液体状の粘土を入れ、最後に合体させて立体にしていきます。石膏型は水分を吸収する性質があるため、液体状の粘土は石膏型に近い部分から固まり始めます。ティーポットなど内部が空洞のものは、熟練の職人が少し固まってきた段階を見計らって石膏型から余分な液体を取り除きます。

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△細工の施されたティーポットなどは、取手、注ぎ口、蓋など細かなパーツごとに型があり、それらを注意深く組み合わせて成形していきます。継ぎ目は小刀で削ったり、水をつけたスポンジや筆、指で撫でたりして、最終的には全く判別できない状態まで滑らかな外観となります。この状態では、力を加えると割れてしまうため、窯で8時間ほど素焼きして、よく乾燥させます。

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△素焼きして乾燥させた後、特別な赤い染料に作品を浸すと、白からほんのり優しいピンク色へ変化します。もしわずかなひび割れや小さな溝があるとそこに赤い液体が染み込んで目立つため、職人さんが厳しい目でひとつひとつチェックしていきます。

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△そして選び抜かれたものに、グジェリと認める版が押されるのです。

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△続いて、この乾燥したピンク色の状態で、黒色の顔料(酸化コバルト)で絵付けをしていきます。さまざまな顔料のなかでも、コバルトは1300度以上の熱で焼かれる窯の中で鮮やかな色を保つことができます。

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△たくさんの筆を使い分け、スピーディーかつ正確に描いていく様子はまさに職人芸!見惚れてしまいます。この思いを込めて手をかけていく作業が、何ものにも変えがたい伝統手工芸品の良さであり、世界にたったひとつの宝物との出会いを届けてくれます。

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△ピンク地に黒い絵柄・・・本当にこれが白地に青い絵柄のグジェリ陶器になるのでしょうか!?

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△絵付けが終了したら、ベビーバスのような容器に入った釉薬にくぐらせていきます。せっかくの模様は見えなくなりのっぺらぼうに逆戻り・・・!

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△最後に窯でじっくりと焼いたら完成です!

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△不思議なことに、薄ピンク地に黒色で彩色されていた花瓶は、窯で焼かれるうちにお馴染みの白地にコバルトブルーのグジェリ陶器になっていました!サイズも焼く前に比べて小さくなり、丈夫になります。

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△入り口脇には小さな直売店も併設されています。お買い得な値段で、お土産やさんでは見かけないような掘り出し物も!

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△またこの辺り一帯にはたくさんのお店や工房が点在しているので、車で訪れると荷物が重くなってしまっても(!)お気に入りを見つけてはしごすることも出来ます。

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ひとつひとつに素敵な味わいがあり時間を忘れてお店の中をうろうろ・・・お手頃な値段のものも多いので、ついあれもこれもと手にとってしまいます。日常生活で手軽に使えるのも嬉しいですね。