モスクワ通信『老舗ホテル メトロポールで優雅なアフタヌーンティー』

2018-11-10

(ロシア文化フェスティバルblogより)

1901年創業の老舗ホテル«Метрополь»(メトロポール)。赤の広場からすぐ、ボリショイ劇場の向かいという素晴らしい立地で、各国から訪露する要人・著名人御用達のホテルとしても知られています。

IMG_5297

△鉄道王サーヴァ・マモントフの依頼で設計された建物は、ロシア・モダンの最高傑作のひとつとされています。ファサードには、トレチャコフ美術館でもその作品をみることが出来るロシアの画家ヴルーベリのモザイク画。オープン直前に発生した火災でも焼失することなく残りました。

IMG_5311

△ステンドグラスの美しいエレベーター。モスクワで初めてエレベーターが設置されたのがこのホテルだったそうです。

IMG_5333

△絨毯とステンドグラスに彩られた階段も素敵です。

IMG_5328

△吹き抜けの回廊は、ホテルの歴史や訪れた著名人のポートレートが飾られたギャラリー・スペースになっています。

IMG_5348

△創業した頃の白黒写真では、ホテル前には馬車が行き交い歴史を感じます。

IMG_5349  IMG_5327

△トルストイ、ラフマニノフ、シャリャーピンなどの文化人が集い、チャップリン、マイケル・ジャクソンなどの著名人や各国の大統領・首相などが訪れました。

IMG_6067

△ホールにはツルゲーネフ、ドストエフスキー、ゴーゴリなどこのホテルを訪れた偉人の名前がつけられています。こちらはトルストイの間で、壁に肖像画も飾られています。

IMG_5316

△宿泊客の朝食やブランチが楽しめるグランド・ホール。こちらも天井のステンドグラスに圧倒されます。中央には噴水。ステージではかつてシャリャーピンが歌ったそうです。

IMG_6130

また、ロビー・バー«Шаляпин»(シャリャーピン)では、素敵なрусская чайная церемония(ロシア式アフタヌーン・ティー)を頂くことが出来ます。

IMG_4830

△テーブルウェアは、ロシアを代表する高級陶磁器Императорский фарфоровый завод(インペリアル・ポーセリン)の«Сетка-Блюз» ブリュス・セット!

IMG_4829

△サモワールのような湯沸し器で熱々のお湯を注ぎながら、お好みの紅茶を頂くことができます。。

IMG_4832

△ロシア風クレープのブリヌイには、蜂蜜やジャム、そしてスメタナにイクラ。イクラの入れ物の取っ手には、金のチョウザメがついていました!イクラ用の食器があるなんて、さすがロシアですね。ほかにも、下段にはサーモンや黒パンのミニサンドイッチ、上中段にはプチフール、そしてピロシキ各種や絶品クランベリーの砂糖がけなどもついています。

в лобби-баре «Шаляпин»(ロビー・バーにて) – 5800 ルーブル(2-4人用)
в номере отеля (客室にて)– 4500 ルーブル (2-4人用) 

«Метрополь» https://metropol-moscow.ru

モスクワ通信『音楽の世界を旅する!ロシア国立音楽博物館』

2018-10-17

(ロシア文化フェスティバルblogより)

ロシア国立音楽博物館(Российский национальный музей музыки)では、世界の珍しい楽器とその歴史を旅することが出来ます。

スクリーンショット 2018-05-06 18.57.46

ロシア近代音楽の父とも称される作曲家グリンカの名を冠し、通称“グリンカ音楽博物館“としても親しまれています。

スクリーンショット 2018-05-06 18.57.10

△入り口を入ると、20世紀半ばにベルギーで作られたダンス・オルガン“オーケストリオン”が迎えてくれます。

IMG_2901

△ロビー正面には、グリンカ作曲の楽譜。1990年から2000年の間にロシア国歌としても使われていた愛国歌です。はじめて外国で上演されたロシア・オペラとしても知られる«Жизнь за царя(『皇帝に捧げし命』あるいは別名『イワン・スサーニン』)»の最後の合唱でも登場する曲です。

スクリーンショット 2018-05-06 18.57.03

△2階はロシアをはじめ世界の珍しい楽器のミュージアム。オーディオガイドを借りると、その楽器の説明や音色を聴くことが出来たり、アーティストの貴重な映像も観ることが出来ます。

スクリーンショット 2018-05-06 18.54.34

△サンクト・ペテルブルクで製作されたピアノ

スクリーンショット 2018-05-06 18.58.29

△ウクライナのオデッサのオルガン

スクリーンショット 2018-05-06 18.55.45

△ロシアのテルミン博士が発明した世界最古の電子楽器テルミン。1968年に博士が自ら完成させたテルミンも展示されています。

スクリーンショット 2018-05-06 18.58.21

△1960年代半ばのモスクワのシンセサイザー“ЭКВОДИН-11“

スクリーンショット 2018-05-06 18.58.00

△バラライカやドムラ、グースリなど豊富なロシアの民族楽器コレクションも見どころのひとつです。

スクリーンショット 2018-05-06 18.56.22

△また、ブリヤート共和国などロシアの各民族の珍しい楽器に出逢うことも出来ます。

企画展では、作曲家に関する博物館の膨大な資料のなかから、ロシアの作曲家ラフマニノフの生誕145周年記念をテーマにした特別展示がありました。

スクリーンショット 2018-05-06 18.51.14

スクリーンショット 2018-05-06 18.53.48

△甘やかな香りでロシアの春を包み込むリラの花。ラフマニノフの生家は一面のリラの花に囲まれており、彼が作曲した『リラの花』という美しいロマンスは世界中で愛されています。

スクリーンショット 2018-05-06 19.52.50

△ ポートレートや直筆の楽譜、愛用の品々・・・!

スクリーンショット 2018-05-06 18.54.25

△この肘掛け椅子に座り、このピアノを奏でながら数々の名曲を作曲したのだと思うと心が震えます。

博物館内のホールでは、子ども向けのマスタークラスはもちろん、魅力的なコンサートも多数催されています。モスクワへいらしたら、ぜひこの博物館で音楽の世界への扉を開いてみてください。

公式サイト;http://glinka.museum

モスクワ通信『モスクワ川クルーズへご案内!』

2018-10-11

(ロシア文化フェスティバルblogより)

はじめてモスクワを訪れる観光客の方はもちろん、船からの新鮮な目線でモスクワの観光スポット巡りができるモスクワ川クルーズは、ロシア人にもとても人気があります。

スクリーンショット 2017-09-17 7.36.33

デッキの風が気持ちの良い夏も、砕氷船になる冬も、一年中さまざまな会社の遊覧船が行き来しています。

IMG_5801 IMG_5782

今日はそのなかのひとつ、スターリン建築のウクライナホテル前から乗船し、お食事をいただきながら2時間半をかけてゆっくりと往復できる船をご案内いたします。

IMG_6200

△景色がよく見えるガラス張りの船内。右岸と左岸を往復でそれぞれにじっくりと眺めることが出来る窓際のお席はやはり人気です。ここでお誕生日を祝うロシア人のご家族連れも多く、途中で何度か船内にハッピーバースデーが流れました。

IMG_6198

△ランチョンマットにはクルーズの航路や見どころが記されていますので、ここに日付やメモをして記念に持ち帰ることも出来ます。

IMG_6222

△船内レストランのメニューはアラカルトで別料金。飲み物を持ってデッキで乾杯!という楽しみ方も。

さあ、いよいよスタートです。まずは遠くに金融ビジネスの中心であるモスクワ・シティの摩天楼が見え、それからゆっくりと雀が丘に近づいていきます。モスクワ川の両岸に、新旧の人気展望スポットや建築物を眺めながら、首都モスクワの歴史と今を感じることができます。

IMG_6221

△世界遺産にも指定されているノヴォデヴィチ修道院を過ぎると、目の前には今夏ワールドカップ決勝も行われたルジニキ・スタジアム。収容人数は約8万人と国内最大規模です。1956年にレーニン中央スタジアムとしてオープンし、1980年モスクワ五輪でもメイン会場に使われた歴史あるスタジアムです。

IMG_6253
△ゴーリキー・パーク、新トレチャコフ美術館を過ぎると目の前にはピョートル大帝像!

IMG_6228

△黄金の秋の紅葉に黄金の屋根がきらめく救世主キリスト大聖堂。ソ連時代はここに巨大な温水プールがありましたが、ソ連崩壊後に19世紀の大聖堂が細部まで忠実な形で再建されました。

IMG_6243

△川から臨むクレムリンはまるで絵はがきのよう。美しく赤い城壁のむこうには、プーチン大統領の執務室がある大統領府や、壮麗な大クレムリン宮殿、そして歴代皇帝の戴冠式やロシア正教総主教の任命式が行われてきたウスペンスキー大聖堂の丸屋根などが見えます。まさにクルーズのハイライト!

IMG_6234

△ザリャージエ公園のモスクワ川の上に突き出す橋は人気写真スポット!かつてのロシアホテルの跡地に作られたこの公園は、モスクワ建都870周年記念の2017年に合わせて9月9日にオープンしました。モスクワ川クルーズでは、たくさんのユニークな橋を通るのもみどころのひとつです。

IMG_6242

△ロシア国旗がたなびく2階屋上デッキや1階船頭へ自由に出ることが出来ます。

IMG_6284

△船内ではプロのカメラマンによる写真サービスがあり、気に入ったものがあれば記念写真として台紙にいれて購入できるようになっていました。どれもファッション雑誌の1ページのようです。

IMG_6262

ちょうど季節は黄金の秋!船尾や屋上のデッキからは青く澄み渡る空とのコントラストの美しさを満喫できました。