モスクワ通信『コバルトブルーと白の世界!グジェリ陶器』

2020-11-09

(ロシア文化フェスティバルblogより)

ロシアの陶磁器と聞いてまず思い浮かべるのは、絢爛豪華に宮廷を彩る皇帝御用達だったサンクトペテルブルクのインペリアル・ポーセレンと、ぽってりとした厚みと素朴な使い心地が人気のモスクワ郊外グジェリで作られるグジェリ陶器でしょうか。雪のような白地にコバルトブルーのグラデーションで描かれた絵柄が魅力で、ロシア土産の定番のひとつとなっています。

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手描きの絵柄の美しさもさることながら、ティーセットをはじめとする実用性もある食器類、ありとあらゆる飾り物やおもちゃに至るまで、その豊かなバリエーションもグジェリの特徴です。そんな世界をさらに深めるために、モスクワの南東約60km(車で約2時間)の場所にあるグジェリへやってきました。

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△グジェリ村にはグジェリ陶器を扱うたくさんの工場やアーティストの工房、お店が点在しています。工場見学とミュージアムツアー、そして絵付け体験が出来るというОбъединение Гжельを訪れました。

【グジェリ陶器のミュージアム】

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△この小さな工房からこちらの工場の歴史が始まりました。

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△モスクワから来たというロシア人のツアー参加者も興味津々に聞き入っていました。グジェリ陶器がどのようにはじまり、どのように作られてきたのか時代ごとに歴史が紐解かれていきます。

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△自然豊かなこの地では、元々は農業が営まれていましたが、その土地は白い粘土に覆われ、必ずしも農業に適しているとはいえませんでした。しかしその良質な粘土こそが、今日まで7世紀以上もの間受け継がれてきたグジェリ陶器の誕生につながっているのです。гжельという陶器や村の名前は、焼くという意味の動詞жетьや“粘土を焼く”обжить глинуから来ているとも言われており、1328年の皇帝イヴァン1世の遺言状の中にもгжельという単語が記されているそうです。

古いものでは1320年頃の作品も明らかになっており、モスクワ大公国の一部となってますます盛んになっていきます。一時期は医薬省の薬品容器などを独占的に供給したことや、この地で農奴制がなかったことも産業の発達につながったようです。技術は世代から世代へと受け継がれながら、時代ごとの新たな試みや新たな才能が融合して、今日のようなグジェリ陶器へと成長していきます。

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△レジェンドとして名を連ねる職人さんたちの紹介とその傑作の数々が時代ごとに展示されています。それぞれに好んだモチーフや作品が違い、筆づかいや柄にも個性があって、同じような白と青の世界でも驚くほどに違う世界が広がります。

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△なかにはコバルトブルーの地に金で彩色されている作品も。金色がアクセントになっている作品は現在も人気があるそうです。

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△今のような白地にコバルトブルーで描かれるグジェリ陶器が定着したのは比較的最近だそうで、かつてはマヨルカ焼きの風味に似たカラフルな色使いが主流の時代もあったようです。

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△美しいグジェリ製のペーチカ(暖炉)も見ることができました。

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△チェス版に時計、シャンデリアに電話など、あらゆるものがグジェリで作られています。

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△ミュージアム&工場見学ツアーのガイドをしてくださったのは、アーティストの一人ヴィクトル・ハゾフさん。壁面に掲載されているお写真でお分かりいただけるように、奥様のタチヤナさんと共に製作にはげみつつ、グジェリの未来のためにその魅力を伝えています。

【グジェリ陶器の工場見学】

続いて、工場見学が始まりました。まずはグジェリ村の土を水と合わせて泥状にします。 

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△床に置かれた大きな容器には、グジェリの白い粘土と水が泥状になった液体が並々と入っています。ここからホースで石膏の型に流し込んでいきます。

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△あたりには所狭しと石膏型が積まれています。多くの石膏型はお弁当箱のように半分に分かれるようになっており、そのそれぞれに液体状の粘土を入れ、最後に合体させて立体にしていきます。石膏型は水分を吸収する性質があるため、液体状の粘土は石膏型に近い部分から固まり始めます。ティーポットなど内部が空洞のものは、熟練の職人が少し固まってきた段階を見計らって石膏型から余分な液体を取り除きます。

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△細工の施されたティーポットなどは、取手、注ぎ口、蓋など細かなパーツごとに型があり、それらを注意深く組み合わせて成形していきます。継ぎ目は小刀で削ったり、水をつけたスポンジや筆、指で撫でたりして、最終的には全く判別できない状態まで滑らかな外観となります。この状態では、力を加えると割れてしまうため、窯で8時間ほど素焼きして、よく乾燥させます。

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△素焼きして乾燥させた後、特別な赤い染料に作品を浸すと、白からほんのり優しいピンク色へ変化します。もしわずかなひび割れや小さな溝があるとそこに赤い液体が染み込んで目立つため、職人さんが厳しい目でひとつひとつチェックしていきます。そして選び抜かれたものに、グジェリと認める版が押されます。

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△続いて、この乾燥したピンク色の状態で、黒色の顔料(酸化コバルト)で絵付けをしていきます。さまざまな顔料のなかでも、コバルトは1300度以上の熱で焼かれる窯の中で鮮やかな色を保つことができます。

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△たくさんの筆を使い分け、スピーディーかつ正確に描いていく様子はまさに職人芸!見惚れてしまいます。この思いを込めて手をかけていく作業が、何ものにも変えがたい伝統手工芸品の良さであり、世界にたったひとつの宝物との出会いを届けてくれます。

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△ピンク地に黒い絵柄・・・本当にこれが白地に青い絵柄のグジェリ陶器になるのでしょうか!?

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△絵付けが終了したら、ベビーバスのような容器に入った釉薬にくぐらせていきます。せっかくの模様は見えなくなりのっぺらぼうに逆戻り・・・!

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△最後に窯でじっくりと焼いたら完成です!

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△不思議なことに、薄ピンク地に黒色で彩色されていた花瓶は、窯で焼かれるうちにお馴染みの白地にコバルトブルーのグジェリ陶器になっていました!サイズも焼く前に比べて小さくなり、丈夫になります。

【グジェリ陶器の絵付け体験】

さて、ミュージアムで歴史と素晴らしい作品を、工場で作り方を見学した後で、最後は絵付け体験です! 

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△小さな動物の置物から好きなものを選びます。

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△職人さんが、目の前で丁寧に描き方を指導してくださいます。透明な板に顔料を広げ、平筆の一部だけに顔料が付くようにします。筆についた顔料の濃淡で描くお花は基本のモチーフ!すらすらと完成させる様子を拝見していると、簡単そうに見えますが・・・これがなかなか難しいのです。

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△可愛らしいグジェリ柄のエプロンをつけて息子もチャレンジ!

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△その横で、職人さんの手は休むことなくつぎつぎと絵皿を完成させていきます。

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△以前絵付け体験をした子供たちの完成作も見せてもらいました。郵送あるいはモスクワのショッピングモールの中にあるお店で直接受け取ることもできるそうです。

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窓から見える美しいロシアの黄金の秋・・・!

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入り口脇には小さな直売店も併設されています。お買い得な値段で、お土産やさんでは見かけないような掘り出し物も!

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△周りにはたくさんのお店や工房が点在しているのでお気に入りを見つけてくださいね。

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ひとつひとつに素敵な味わいがあり時間を忘れてお店の中をうろうろ・・・お手頃な値段のものも多いので、ついあれもこれもと手にとってしまいます。日常生活で手軽に使えるのも嬉しいですね。

モスクワ通信『新しいモスクワ歳時記!季節を楽しむフェスティバル』

(ロシア文化フェスティバルblogより)

新型コロナウイルスの影響で今年2020年は多くのイベントが中止になってしまいましたが、モスクワでは毎年«Московские сезоны»(Moscow Seasons)というフェスティバルが開催され市民の人気を集めています。

1250万人以上の市民と年間約2200万人の観光客が集まるメガロポリスに成長した首都モスクワ。以前モスクワで開催された冬のクリスマス市の大成功を受けて、モスクワ市のソビャーニン市長によって、季節をさらに魅力的に感じられるフェスティバルが企画されるようになったそうです。この6年で6200万人もの人がフェスティバルに参加しました。期間中、市内の主要な広場や通りは美しくデコレーションされ、ユニークなオブジェやインスタレーション、屋台が登場し、コンサートやワークショップなども多数催されます。では、フェスティバルを代表するいくつかのイベントをご紹介しましょう!

モスクワのマースレニッツァ(Московская Масленица)冬を送り春を迎える伝統的なお祭り。町中が美味しそうな甘い匂いに包まれます。

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△会場は春の華やかさ!おひさまのようなまんまるのブリヌイ(ロシア版クレープ)をお腹いっぱい食べて、身体の中から元気に春を迎えます!
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△会場では、焼きたてのブリヌイと熱々の紅茶が配られていました。

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△ステージでは賑やかなショーが繰り広げられ、大人も子供も輪になって歌い踊り出します。昔ながらの遊びを楽しむコーナーも子供たちでいっぱいです。

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△市内のイベント会場を表示する案内板

 

【パスハの贈り物(Пасхальный дар)】ロシア正教のイースターにあたります。

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△モスクワ市庁舎の前もパステルカラーの卵の演出!可憐な水仙の花も春を感じさせてくれます。

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△記念撮影ブースに長い行列ができていました。

 

【モスクワの春アカペラ(Московская Весна A Cappella)】2017年に始まった人気イベント。爽やかな5月連休の空に歌声が響きます!

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△市内各所に特設野外ステージが登場

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△こちらはモスクワ・ミュージカル劇場による子ども向けの演目『不思議の国のアリス』

 

【聖ニコライの日(Николин день)】と【モスクワおさかなウィーク(Рыбная неделя в Москве)】海の遠いモスクワに巨大な船が出現!?新鮮なシーフード・ブーム到来!

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△ロシア正教で最も尊ばれている聖人のひとりである聖ニコライを祝う日のイベントは、2019年初開催でした。航海する人を守り救ってくれるとされているため、海や船のモチーフがたくさん!

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△子どもたちが水遊びしたりゲームしたりと楽しめるコーナーや、音楽イベントの催されるステージ、記念写真スポットも!

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△海の幸たっぷりのバルセロナ・パエリヤ!あっちもこっちも所狭しと屋台が並び、イカや海老、サーモンなどシーフードの焼ける煙がもくもくとあがって食欲をそそります。

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△生牡蠣やボールいっぱいのムール貝、ブイヤベースにロシアの魚スープ“ウハー”、ムルマンスクの鱈肝のサラダ、フィッシュ・バーガーやフィッシュ&チップス、ロシアのクレープ“ブリヌイ”や韓国の肉まん“ピョンス”のシーフード味・・・

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△カスピ海産のキャビアも!スプーン1匙、試食していく方も・・・

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△魚屋さんでお土産もどうぞ!

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△大きな網で通行人を捕まえて驚かせるタコ軍団!水兵風のコスチュームに網、頭には折り紙の船を乗せて、手にした魚を泳がせながら会場を練り歩いて盛り上げます。

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ほかにも、テーマとなっている時代にタイムスリップして当時の生活を体験できる人気フェスティバル【時代と世紀(Времена и Эпохи)】、国旗がはためく6月12日【ロシアの日(День России)】や9月第1週あるいは第2週の週末に祝われる【モスクワの日(День города)】、11月4日の【民族統一の日(День народного единства)】など・・・

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△ロシアの日に3色国旗カラーにライトアップされたロシア現代史博物館と2019年に871周年を迎えたモスクワの日ポスター

 

秋の収穫祭には【黄金の秋(Золотая осень)】、そして冬到来の12月から1月にかけてはクリスマス市で賑わう【クリスマスへの旅(Путешествие в Рождество)】。

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△赤の広場には毎年、屋外スケート場がオープン!美しい赤煉瓦造りの建物やカラフルな教会屋根に雪が積もり、贅沢なライトアップで煌めく赤の広場周辺は、まるでおとぎの国の世界です。

日本とロシアはもちろん世界中で、また安心してイベントが開催される日が訪れ、モスクワの四季を味わうフェスティバルが笑顔で溢れることを心より祈っております。

Московские Сезоны https://moscowseasons.com/ru/

 

モスクワ通信『毎年恒例!ロシア国際軍楽祭と戦勝記念日、そして新たに誕生した軍主聖堂』

2020-08-20

(ロシア文化フェスティバルblogより)

ロシアの夏を締めくくるフェスティバルといえば『ロシア国際軍楽祭Спасская башня(スパスカヤ・タワー)』!モスクワの赤の広場が大きな野外コンサート会場となって、ロシア&各国から招待された軍楽隊のパフォーマンスを楽しむことが出来ます。2009年から毎年開催されている人気イベントです。今年は残念ながら新型コロナ・ウイルスの影響で中止となりましたが、昨年は8月23日~9月1日にかけて開催され、なんと日本も初参加しました。

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△この期間は、夜のコンサートのみならず、赤の広場はお祭りモード!たくさんの屋台が出て、イベントも目白押し!モスクワ市内の広場や公園でも連日、スペシャルコンサートが催され、街中に音楽が溢れています。

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△夕暮れから夜へ、美しく変化していく空とライトアップされたクレムリンや聖ワシリー聖堂、グム百貨店。何とも言えない美しさです!開演が迫り満席の会場、期待が高まります!!

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△参加国の旗が並びました。日本からの防衛省陸上自衛隊中央音楽隊(50名)も参加しています。一昨年2018年5月30日に行われた日露「2+2」において、日露両国の信頼醸成の一環として合意された事業で、陸・海・空の自衛隊音楽隊としてこのロシア国際軍楽祭へ参加するのは初めてだそうです。

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△民族舞踊や歌、そして華やかなコスチュームやアイテムなども織り交ぜて、それぞれの国の独自の魅力を思う存分感じさせるパフォーマンス!それをさらに、光や火の演出が盛り上げます!

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△一糸乱れぬ動きでつぎつぎにフォーメーションを変えていきます。まさに日頃の訓練の賜物!見応えたっぷりです。

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△こんな聖ワシリー聖堂、見たことありません!プロジェクションマッピングでさまざまな色柄に変化していきます。

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△そしていよいよ“日出ずる国、日本!”というアナウンスが会場に響きます!大歓声で迎えられた後、一瞬しんとした静寂が訪れ、幻想的な雰囲気のなかで和太鼓の力強い音色と和紙製のぼんぼりが灯ります。振り袖姿の歌姫(松永美智子3等陸曹)が登場して、「カチューシャ」や「恋のバカンス」など、日露で人気のある曲を日本語とロシア語で披露すると会場は大いに盛り上がりました。

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△全員集合のフィナーレも壮観!

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△最後は恒例の花火が打ち上げられて夜空を彩りました!赤の広場での軍楽隊コンサートは、まさにモスクワらしさを味わえるフェスティバルのひとつで一見の価値ありです。ロシア国際軍楽祭Спасская башня(スパスカヤ・タワー)https://spasstower.ru/en/

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△さて、ロシアの祝日の中で毎年最も盛大に祝われるもののひとつが5月9日の戦勝記念日です。1941~1945年の第2次世界大戦(ロシアでは大祖国戦争 Великая Отечественная война)でのナチス・ドイツへの勝利を祝し、赤の広場で軍事パレードが催され、テレビやコンサートホールでは、一日中戦争をテーマにした映画や軍歌が流れ、夜はお祝いの花火が上がります。今年2020年は75周年記念の年でしたが、こちらも新型コロナウイルスの感染対策のために延期され、6月24日に開催されました。

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△5月9日はあいにくの曇天でしたが、6月24日は気持ちの良い夏空が広がり、ロシア国旗カラーが映えました。

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△あちらこちらの建物の屋上には、航空パレードを見ようとたくさんの人が集まっていました。

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△赤の広場の軍事パレードの様子はTVでも生中継されます。

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△モスクワの街の建物には、3本旗を掲げる器具がついていて、戦勝記念日には3本の旗が掲げられます。普段の祝日には、ロシアの国旗とモスクワの市旗、そして戦勝記念日のみ3つ目の赤い旗が掲げられます。これは、ドイツの首都ベルリンにある国会議事堂の建物の丸屋根のてっぺんに、1945年に掲げられた旗と同じもので、勝利の、戦勝記念日のシンボルともいえる旗です。

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△こちらも今年は中止になってしまいましたが、例年であれば赤の広場から続く目抜き通りトヴェルスカヤ通りでは、歩行者天国となり市民パレードも行われます。

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△戦争で功労のあった軍人に贈られるゲオルギー勲章につけられていたオレンジと黒のリボンを模した“ゲオルギー・リボン”があちらこちらで無料配布されていました。戦勝記念日には、戦争の功労者に敬意を表し、いつまでも忘れないことを誓って、このゲオルギー・リボンを身につけている方も多く、戦勝記念日後もずっと車などにお守りのように結んでいる人も見かけます。

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△あちらこちらで、紅茶やカーシャ(おかゆ)の無料配給に行列ができていました。

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△スーパーでは戦勝記念日ケーキも!

統計では2660万人もの犠牲があり、そのことを忘れないための日でもあります。今年2020年の戦勝記念日に合わせて、モスクワ郊外のパトリオット(愛国者)公園には祖国防衛者を称え追悼するためのロシア正教会の「ロシア軍主聖堂(Главный храм Вооруженных Сил России)」が完成しました。

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△世界にひとつだけ!?ミリタリーカラーの聖堂!鐘楼の高さは戦勝75年と同じく75メートルに、円屋根の直径は終戦を迎えた1945年にちなんで19.45mに設計されています。

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△聖堂内には陸軍や海軍、航空宇宙軍などの守護聖人のイコンがあり、ソ連とロシアの軍人に贈呈される勲章の模様などがステンドグラスのモチーフになっています。

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△モザイクのなかには軍国主義日本の壊滅も。哀悼と戦勝が混在する何ともいえない不思議な空間でした。主聖堂ではプーチン大統領が描かれたモザイク画も飾られるという計画があったようですが、プーチン大統領自身がこれを辞退したことがニュースになっていました。

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△戦勝者の母たちに捧げられた銅像(Матерям победителей)は、聖堂に向かい頭を下げて両手で顔を覆い静かに涙を流しているように見えます。

広大な敷地には、戦争が続いた1418日を辿っていく大型博物館複合施設が完成しているほか、まだまだ建設中の施設も多く、これからロシア連邦軍をテーマにした一大テーマパークとして充実していきそうです。

音楽祭はもちろん、戦勝記念日や軍主聖堂からも、日本とは役割が違う軍事国家ロシアの一面を感じられます。