【英国のお気に入り】ロンドンのなかのモーツァルト
2021-02-08
1月27日は作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Вольфганг Амадей Моцарт)のお誕生日でした。35年の短い生涯のなかで600曲以上もの美しい音楽を作曲し、今も世界中で愛されています。そんなモーツァルトがロンドンを訪れていたのはご存知でしょうか?モーツァルトを聴きながらモーツァルトゆかりの地を訪ねてみました。
Victoria Railway Stationから徒歩数分の場所にあるOrange Squareは、かつてマーケットとして開かれた場所だったようですが、現在も毎週土曜朝にはthe farmers marketが開かれています。ここに可愛らしいモーツァルトの銅像があります。
4歳から作曲を始め神童と呼ばれたモーツァルトを連れて、その才能を披露してお金を稼ぐために父親レオポルトは世界ツアーを企画します。ザルツブルグ、ウィーン、ミュンヘン、ブリュッセル、パリ、ロンドン・・・17都市を巡ったそうです。ロンドンはそのツアーの最後を飾った都市で、1764年4月、モーツァルト8歳の時のことでした。
はじめはキングススクエアにある宮廷音楽師アーベルの屋敷で暮らしていましたが、都会の空気が合わなかった父親はこの田舎の雰囲気の残るPimlicoへ移りました。暮らしていた家には、blue plaqueがついており、ここでモーツァルトが最初の交響曲を作曲したことが記されています。
ちょうどロックダウン中にモーツァルトの伝記を読んだ息子によると、ロンドンではクリスチャン・バッハに出会っており、すでに教師を見つけることが難しかったモーツァルトにピアノの演奏はもちろんたくさんの音楽的なインスピレーションを与えたと言います。また、ソプラノ歌手マンツォーリの歌声と劇場で観たオペラに感激し、いつか自分もオペラを作曲したいと夢見るシーンもありました。ロンドン滞在中には、世界最古のロンドン動物園で象やロバなどの珍しい動物を見て楽しんだり、美味しい英国の紅茶やスコーンも楽しんだようです。
△まるでВДНХ公園の建物みたい!?(☆【モスクワ噴水さんぽ】ВДНХ リニューアルしてピカピカな“石の花の噴水”と旧ソ連の国々をぐるり一周の“民族友好の噴水”)
高級住宅街としても人気のエリアでおしゃれなお店も多く、街歩きの楽しいエリアです。
残念ながらロシアを訪れることはなかったモーツァルトですが、ロシアの作曲家たちにも大きな影響を与えました。例えば、チャイコフスキーの家の本棚にもモーツァルト!(☆【モスクワ郊外クリン】 チャイコフスキーの家博物館)モスクワで聴いた心に残るモーツァルトはこちら(☆藤田真央&ゲルギエフ!チャイコフスキー・コンクールの感動ふたたび!!【コンサートホール】【新名所ザリャージエ】)