【イギリスの学校生活】見守るのは“緑のおばさん”ではなく“ロリポップ・レディー”!

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いつもの帰り道も、落ち葉がいっぱい!日本にも”緑のおばさん”がいて、登下校中に子どもたちが安全に横断できるように守ってくれました。小学校1年生から一人で通学する日本に比べて、イギリスやロシアでは、12歳まで登下校は保護者同伴が義務付けられています。子どもだけで出かけるのも禁止なので、放課後に子どもだけで遊びに行ったり、ひとりで留守番をすることもありません。

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△ロンドンの通学路の横断歩道

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△こんな風に車を止めて、安全に横断させてくれます。

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△ヒッチハイクのように、まずは手にしたマークを道路に出すのですが、これが棒付きキャンディのような形なのでロリポップ・レディーと呼ばれています。緑のおばさん、よりもずっと素敵じゃありませんか!?そう言われてみれば、イギリスやロシアで、妙齢の女性が「おばさん」と呼ばれることは1回もありません。ロシアのお店では、童顔で若く見られがちな日本人に限らずおばさんと呼ばれる年齢でも「お嬢さん」と呼んでもらえますし、ロンドンではエレガントに「マダム」と呼ばれます。

さて、イギリスでは当たり前のように、息子のお友達はみんな私のことを「Yuri」と呼びます。はじめはなんだかドキッとして、でも可愛い子どもたちに「Yuri」と呼ばれるたびにキュンとして、お互いに「くん」も「さん」もつけずに名前を呼び合うことで子どもと大人でもきちんとした1対1の関係という感じがしてとっても気に入っています。自己紹介した次の瞬間から「Yuri」と呼んでもらえるのはぐっと相手との心の距離が近づきます。

女性は特に、仕事の場以外ではママだったり妻だったり結婚後の姓で呼ばれたり・・・と名前の代わりに役割で呼ばれがちですが、日常生活のなかで大好きな自分の名前をたくさん呼んでもらえることって幸せだなあと思うようになりました。

日本ではきっと「おばさん」「○○君のおかあさん(おばさん)」と呼ばれますよね。私も幼い頃、それが礼儀正しいのだと思ってそう呼んでおりましたが・・・言霊があるとすれば、周りの人から何度も「おばさん」と呼ばれることで、なんだかすっかりおばさんになってしまいそう・・・!?

 

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