【英国のなかのロシア】1月はVeganuary!キエフ風カツレツも七変化!?

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英国で始まったVegan(ヴィーガン 完全菜食主義)。ベジタリアンという言葉はよく知られていますが、肉や魚を食べない、乳製品や卵も食べないなどいくつかの段階に分かれています。お肉を召し上がらない方のなかには宗教上の理由や体質など健康上の理由もありますが、ベジタリアンのなかでも特にヴィーガン(完全菜食主義)は、自然環境の保護や動物愛護をスローガンに掲げるライフスタイルによるものです。さすがヴィーガン発祥の地だけあって、スーパーでは必ずと言っていいほどヴィーガンの方でも安心して食べられる食材が豊富に展開していますし、レストランではヴィーガンメニューが用意されています。

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2014年ごろから英国の1月は“Veganuary(ヴィガニュアリー)”が提唱されています。JanuaryとVeganを掛け合わせて作った言葉で、1ヶ月間ヴィーガン生活を試してみる方も多いようです。街中にはヴィーガンをテーマにしたポスターが目立ちます。

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△ヘルシーな日本食はヴィーガンの方にもぴったりのメニューが多いので人気があります。ロンドンでよく見かけるチェーン店Wagamamaとwasabi。ロンドンでは今、日本のカツカレーが人気!

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△子供向けのBBC放送CBBCでも1月はヴィーガンに関する記事や動画が特集されていました。10歳のヴィーガン・シェフOmariくん、すごい!

さて、ロシア料理の代表的なメイン料理として知られるキエフ風カツレツ。(ロシア料理のなかには現在のウクライナ発祥のものも多いので、名前に“キエフ風”がついています。ロシア風のポジャルスキー・カツレツについてはこちら☆モスクワ通信『ポジャルスキー・カツレツ発祥の地で伝統レシピのお料理教室』

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△さて、英国のスーパーM&Sでキエフ風カツレツを見つけました。キエフ風カツレツは、ナイフを入れるとチキンの中からとろーりバターが流れ出てくるのが特徴で、チキンとバターなのでヴィーガン&ヴェジタリアンの方には難しいメニューのひとつですが、なんと・・・

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△べジタリアン・キエフもありました。マッシュルームやスウィートコーン、ブラウンライスなどがクリームコロッケのようにまとめられた一品で、なかからはバターでなくガーリックソースが。本物のキエフ風カツレツと味はもちろん違いますが新しいキエフ・カツレツです。

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△こちらはHUNTERS CHICKEN KIEV。どうやら英国では、なかからソース状のものがとろりと出てくるカツレツを“キエフカツレツ”と呼んでいるようです。他にも種類があるようで、こちらはバーベキューソースが出てくるタイプ。

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△食感もお味もチキンに近いべジタリアンメニューのチキンもあります。マクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどでも使われています。(☆ヴィーガンに優しい!英国のマクドナルドと世界最北!ロシアのマクドナルド

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△ヴィーガンのマークがついたスターバックスコーヒーは、オーツミルク、ココナツミルク、アーモンドミルクなど植物性のミルクを使用しています。また、食品だけでなく、化粧品、雑貨などもヴィーガンのマークがついているものがあります。

ロシアでは、英国ほどべジタリアンやヴィーガンのメニューは一般的ではありませんが、2007年頃からヘルシーな日本食が流行し、2017年頃からオーガニック食材や無添加食品もかなり展開されるようになり、健康志向の方を中心にベジタリアンやヴィーガンも注目されてきています。

さて一方、日本のコンビニのミニストップでは、昨年2020年12月からのキャンペーンでチキンキエフが売られているそうです。

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英国のスーパーでは、他にもグルテンフリーの食材コーナーなども豊富で、食材にこだわりを持って生活している方にとってはとても暮らしやすい国だなと感じます。

関連☆【英国のなかのロシア】〜まとめ〜

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