黄金の秋は結婚式シーズン!

2008-10-01

長い冬と短い夏の間の、さらに短い秋の1週間、
モスクワの木々は一斉に黄金色に染まります。
詩人プーシキンは、この美しいロシアの秋を“黄金の秋”と名付けました。
赤や黄色の日本の紅葉も格別ですが、黄金色のロシアの紅葉も美しいものです。
大きな黄金色の葉っぱが敷き詰められた落ち葉の絨毯のうえを、
大きな黄金色の葉っぱをブーケにして歩く人が行き交うなか、
週末になると目を引くのが白いウエディングドレスです。

戸籍登録課で婚姻届を済ませ、ロシアでは右手の薬指に指輪をはめた新婚さんたちは、
華やかに飾られた長いリムジンに乗って、モスクワ市内へ繰り出すのが恒例となっています。
赤の広場やクレムリン、雀ヶ丘展望台など、モスクワでも景色が美しいとされる
場所へ行っては、写真を撮ったりビデオを回したりして、とっておきの記念日を過ごします。

道行く人が“ゴーリカ、ゴーリカ!(苦いぞ!)”なんて声をかけると、二人は甘いキスで応えなければなりません。
たくさんのひとが“おめでとう!”と声をかけ拍手を送り、そうして幸せは何倍にも膨らんでいき、お待ちかねの夜の大宴会へとつづいていくのです。

厳かなロシア正教会ウェディングや豪華なレストランウェディング、はたまた伝統にならって、
早朝に花嫁の家にやってきた花婿が、家族や友人によって隠された花嫁を探し、お姫様抱っこで連れ出すウェディング・・・などなど、
カップルごとに結婚式のスタイルもさまざまなよう。
変わらないのは、二人が永遠の愛を誓うことくらい。
一方で、実はロシアの離婚率の高さは驚くほどの数字です。
2006年の統計では、結婚登録数が42万2000件のところ、なんと離婚率は30万7000件・・・
ほぼ3人に1人の割合なのです。
黄金の秋に実った愛の誓い、どうかいつまでも続きますように!

「モスクワ通信.ru(ロシア雑貨マリンカ)」より

「チェブラーシカの部屋」博物館オープン!

2008-09-01

日本に空前の“チェブラーシカ・ブーム”到来!ロマン・カチャーノフ監督の映画が公開され、
DVDや絵本だけでなく、あんなところにもこんなところにもチェブラーシカが!
いまや日本においても立派な人気キャラクターです。
ご存知のように、チェブラーシカの故郷はロシア。エドゥアルド・ウスペンスキー氏の児童文学「わにのゲーナ」が原作です。
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アテネ五輪ではチェブラーシカが、トリノ冬季五輪では“白”チェブラーシカが、
今年の北京五輪では“赤”チェブラーシカが、ロシア代表選手団の公式マスコットに選ばれたことからも、ロシアの国民的キャラクターであることが伺えます。

さて、ここモスクワにも実は”チェブラーシカの部屋”博物館がオープンしました!

モスクワ近郊の第2550番幼稚園内に出現したこの博物館。事前に電話で予約を入れて
から、地下鉄とバスを乗り継いで訪ねていくと入口には、物語の中でチェブラーシカが住んでいたのとそっくりな電話ボックスがあり、その両脇には、チェブラーシカと友人わにのゲーナが立っています。
入り口の呼び鈴を鳴らすと、館長も務めるラリーサ・オルロワ先生が笑顔で出迎えて
くださり、さっそく”チェブラーシカの部屋”へと案内してくださいました。

ウスペンスキー氏がこの物語を書いたときに使用していたというタイプライターをはじめ、たくさんのサイン入り著書やぬいぐるみ・・・ウスペンスキー氏本人から寄贈されたというチェブ・グッズが並べられたこの小さなお部屋には、訪日した際にお土産に持ち帰ってきたという日本製のグッズもたくさん!
「日本製はとても上質だわ。これから少しずつ展示品を増やしていくつもりなので、日本の方にも是非沢山遊びにきていただきたいわ。日本のグッズやチェブラーシカをモチーフにした作品も大歓迎よ!」とラリーサ先生。
そしておもしろいのは、これらの展示品と一緒に、幼稚園の子供達がチェブラーシカをモチーフに作成したかわいらしい作品が飾られていること! 幼稚園ならではの素敵なアイデアですよね。

ロシアの幼稚園の小さな子供用の椅子に腰掛け、ロシア人の子供たちと一緒におしゃべりしながら過ごす”チェブラーシカの部屋”でのひととき。
こんなアットホームな博物館もあるんですね。

「モスクワ通信.ru(ロシア雑貨マリンカ)」より

ロシア人が大好きな“鳥のミルク”!? 

2008-08-01

ある古いロシア民話では、美しいお姫様が、求婚してきた男性たちに「鳥のミルクを持ってきてくれたらあなたの妻になりましょう」と難題を出して困らせたとか・・・。
ロシアには、この世には存在しない“鳥のミルク”ほど美味しいというスイーツがあります。

 メレンゲとコンデンスミルクで作られた白くふんわりしたスフレとチョコレートが層になり、口に入れると舌のうえで、スフレとチョコレートがとろりとひとつになって、どこまでも甘さが広がっていきます。
考案したのは、モスクワの有名レストラン“プラハ”のパティシエであるウラジーミル・グラルニク氏。
ケーキ状の大きなサイズと、それを1人分にカットしたサイズを、その日に作ったものだけ販売してきました。
ソ連時代にはここでしか売られていなかったため、お祝いごとの前になると、モスクワっ子たちの長い行列ができたそうです。

今では、スフレの周りを薄くチョコレートでコーティングしたひとくちサイズの手軽なお菓子として“鳥のミルク”は、スーパーやお土産やさんでも売られています。外国からのさまざまな輸入菓子も増えたロシアですが、それでもやっぱり特別な日のレストラン“プラハ”製 鳥のミルク!は、ロシア人の笑顔までとろけさせます。

かつては高級品だったお砂糖を、たっぷりと気前よく贅沢に使用して作ったからこそ、なお一層特別だったこのスイーツ。
ときに、ずいぶんと甘さ控えめに慣れてしまった現代の日本人の舌には、この世には存在しないほど甘く感じられることも・・・。

「モスクワ通信.ru(ロシア雑貨マリンカ)」より