ロシアの「春を迎えるお祭り」

2008-03-02

ロシアでは毎年2月下旬~3月初旬の1週間、冬を送り春を迎える“マースレニッツァ(バター祭り)”が祝われます。
7週間にわたる精進期を前に、ロシア正教徒たちは“ブリヌイ”と呼ばれるロシア版クレープを何枚も焼いて盛大に祝います。

☆モスクワではクレムリン脇に“マースレニッツァの町”が作られ、沢山のブリヌイの屋台に人が集まりました。☆

さて、ブリヌイっていったいどんな食べ物なんでしょう?
薄くなめらかでほんのり甘いクレープ生地と比べると、ブリヌイはもっちりと厚手で香ばしい生地をたっぷりのひまわり油で焼きます。
また、生クリームやフルーツなどをくるくるっとお洒落に巻いて食べるデザート感覚のクレープに比べると、ブリヌイはイクラやサーモンにスメタナをかけたり、蜂蜜やジャムをのせていただく主食感覚です。
マースレニッツァの1週間には、それぞれ違った呼び方のようなものがあって、
月曜日は「面会の日」、火曜日は「お祭りの始まる日」、
水曜は「娘の連れ合いを招いてブリヌイを食べさせる日」、
木曜日は「最も盛大な日」、日曜日は「許しあいの日」・・・などなど、
理由をつけてはとにかく沢山のブリヌイを食べます。

 まんまるで黄色い太陽のようなブリヌイをたくさん焼いてたっぷり食べることで、
日光が少ない長い冬の憂鬱さを追い出し、
これからやってくる春の太陽のパワーをもらうのでしょうか。
この1週間が終われば、モスクワにも春がやってきます!
★今年のマースレニッツァは何日?(ウィキペディア参照)
ロシア語版(右枠内 В 2010 году)
英語版(右枠内 2010 date)
☆マースレニッツアの締めくくりとして、冬が春に戻ってこないように、最後に大きなわら人形を焼きます。
☆カフェにも“マースレニッツァ限定メニューが”。たいてい、主食タイプとデザートタイプが選べるようになっています。

「モスクワ通信.ru(ロシア雑貨マリンカ)」より



3月2日ロシア大統領選挙

2008-03-01

☆赤の広場に大きく掲げられたポスター。「ともに勝とう!」と書いてあります

2008年3月2日、ロシアでは大統領選挙が行われました
街は選挙キャンペーン一色で、“ロシア国旗”に“選挙”の文字、
そして“3月2日”と書かれたポスターが至る所に貼られ、いつもの地下鉄カードまで選挙限定柄に!

国内に9万6000ヶ所、国外に364ヶ所の投票所が設けられた今回の大統領選に出馬したのは、まず与党「統一ロシア」党のドミトリー・メドベージェフ第一副首相、共産党のゲンナジー・ジュガーノフ候補、自由民主党のウラジーミル・ジリノフスキー候補、そして無所属のアンドレイ・ボグダノフ候補の4人でした。
選挙前日の1昼夜、ロシアでは一切の選挙活動を禁じられる「静けさの日」が訪れ、そしてついに日曜日、投票が行われました。
ロシアでも日本と同様に小学校などが投票所となりますが、日本の静粛な雰囲気と違い、ロシアでは会場によって現代風のポップスだったりソ連時代からの歌謡曲だったりと、音楽が流れているようです。
投票を終えたプーチン大統領とメドヴェージェフ第一副首相は、ズプコフ首相やロシア議会上院連邦会議のミローノフ議長、ロシア議会下院国家会議のグルィズロフ議長らとともに、モスクワのレストラン“探検隊”を訪れたそう!

プーチン大統領やメドヴェージェフ次期大統領が実際に食べた料理。北極地方の伝統料理「凍った魚や肉の脂身を薄切りにしたお刺身」バルサミコソースや岩塩、トマトソースにつけて食べます。ウォッカに合いそうなお料理ですが、投票日夜には全員“モルス”(ベリー系のジュース)を飲んだそうです。

さて、翌日行われた開票結果は、ドミトリー・メドベージェフ第一副首相が得票率70%以上の得票率で他の候補に大きく差をつけ当選を決めました。
勝利の決まった夜、黒いレザージャケットを着こなしたメドヴェージェフ第一副首相は、赤の広場で行われていたロックコンサートにサプライズゲストとして登場。
ちょっぴり涙ぐむプーチン大統領とともに演説する姿は、ロシアのTVで生中継されました。
プーチン大統領からメドヴェージェフ大統領へ、いったいロシアはどのように変わっていくのでしょうか。
今後もロシアの今をお伝えする「モスクワ通信.RU」をお楽しみに!

ロシアのバレンタイン・デー

2008-02-01

ロシアでは2月14日「バレンタイン」は恋人たちの日です。

日本の「バレンタイン」のように、女性が男性をお祝いする日といえば
2月23日の「祖国防衛軍の日(男性の日)」。
チョコレートに限らず、お花やちょっとしたプレゼントを贈るのが一般的です。
一方、男性が女性をお祝いするのが、3月8日の「国際婦人デー(女性の日)」。
赤やピンクのハートをモチーフにしたディスプレイが目立つモスクワから、
今回は話題のラブストーリーを2つご紹介しましょう!
まずは昨年末に劇場公開された「運命の皮肉2」、
そして今年のバレンタインにDVD発売された「オフレコで口づけて」です。

「オフレコで口づけて」は、なんとプーチン大統領と
リュドミラ夫人のラブロマンス。若きKGBスパイが客室乗務員と恋に落ち、やがてはロシアの大統領になる__というこれまであまり語られなかったプーチン大統領の私生活がテーマとなっています。

「運命の皮肉2」は、大晦日に必ずTV放送されるロシアの人気映画「運命の皮肉」の続編で、同じような地名や同じような建物が多かったソ連時代、同じ住所を持つモスクワの男性とサンクトペテルブルグの女性が、ひょんなことから大晦日に出会い、恋に落ちて一緒に新年を迎える、というストーリー。

「恋人たちの日」から「男性の日」、そして「女性の日」へと、沢山のラブストーリーが生まれるモスクワから愛を込めて。

冬から春へと変わるこの時期、黄色くて丸い太陽みたいなミモザを
女性への花束に入れることが多いんです。
<ミニ情報>
☆ロシアはDVDが100~150P(約500-700円)で買えてしまうため、レンタルビデオは一般的でなく、購入して鑑賞する人が多いようです。
道端や地下鉄の駅でもよく販売しています。ただし、吹き替えには要注意!なんと1人で全員分吹き替えているものも多いんです!!
☆「男性の日」に最も売れた花はカーネーションだそう(23日に25ルーブル・約125円)。
一方「女性の日」に最も売れた花はもちろんバラ(8日に150ルーブル・約750円)。
日本と違って3倍返しの「ホワイトデー」はないようですが、男性の日に比べ女性の日は、お花の値段も3倍以上。日本以上に女性が強いロシアなのです。