モスクワ ファーストフード事情(2009年)

2008-12-01

マクドナルド
1990年にロシア1号店がオープンしたモスクワのマクドナルド。
当時の行列ぶりは日本でも話題になったそうですが、その人気は健在。

▲モスクワのマクドナルド
←大柄なロシア人にもぴったりで大人気の“ビッグ・テイスティ”(95ルーブル)
通常のハンバーガー(24ルーブル)と比べるとこのボリューム!トマトやレタス、玉ねぎなどお野菜もたっぷり。レタス不足のときには代用で白菜が入っていたなんて噂も!
皮ごと挙げて厚切りにした“田舎風ポテト”(45ルーブル)という種類もあります。
日本では「お砂糖とミルク、おひとつずつお使いですか?」と聞かれるコーヒーですが、ロシアでは何も聞かずにお砂糖3つ!!!(ミルクは有料)
一方、マクドナルドに対抗するように出現したロシア版ファーストフード、ルースコエ・ビストロのほうは規模縮小。ときどき街中で、ピロシキを売る屋台は見かけます。
揚げたものでなく焼いたものが一般的なモスクワのピロシキ。中身はキャベツ、肉、キノコ、レバー、リンゴ、お米(!)など。(1個約20ルーブル)
テレモーク
ロシア版ファーストフードと言えば、私のお気に入りはテレモーク。ロシア風クレープ“ブリヌイ”屋さんです。
クレープよりやや厚手でもっちり、ひまわり油で香ばしい焼き色をつけ た生地に、定番のイチゴジャムや蜂蜜、スメタナ味など選べる中身は数種類。

▲テレモーク

クローシュカ・カルトーシュカ
ほかにも、ジャガイモを使ったファーストフードクローシュカ・カルトーシュカ。
オーブンで焼いた熱々ほくほくの大きなジャガイモを、とろりと濃厚なバターでほぐし、お好きな具を2~3種類、目の前でトッピングしてくれます。キノコのスメタナ煮、ビーフストロガノフ、カニマヨ、サーモン、キュウリのピクルス・・・などなど十数種 類。女性なら、ひとつでお腹いっぱいです。(ジャガイモ1個52ルーブル。トッピング1種類約26ルーブル)

           

さすがロシア!のサーモン味(115ルーブル)こちらもロシアならではのイクラ味(115ルーブル)

ロシア人にも大ブームの本格派「讃岐うどん」
そして、なんと今モスクワで大人気なのが、その名もうどんやさん!

モスクワ在住日本人のみならず、ロシア人にも大ブームの本格派「讃岐うどん」がファーストフード感覚でいただけます。いつお邪魔しても、お箸を上手に使って湯気の立つうどんをすするロシア人でいっぱいです。(わかめうどん1杯100ルーブル)
ほかには、ケンタッキーフライドチキンならぬロスチックス(メニューには、定番のフライドチキン以外にロシア風バーベキュー“シャシリク”もあり)、日本でも人気のあるケバブやホットドッグ、中華の屋台もよくみかけます。ファーストフードに立ち寄れば、短時間で手軽に普段着のロシアも味わえそうですね!

▲ロスチックス

▲ペチカで焼いたピロシキ屋

試飲も楽しめる!モスクワの2大ウォッカ博物館

2008-11-01

モスクワには現在2つのウォッカ博物館があります。
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ひとつは“国立ロシア・ウォッカ博物館”
もうひとつは、イズマイロヴォのクレムリン内にある“ウォッカ歴史博物館”

アレクサンドル・ニキーシン氏所有の膨大なコレクションをもとに、「クリスタル」社のウォッカ工場敷地内に2006年オープンした
“国立ロシア・ウォッカ博物館”は、まるでウォッカに関するものを世界中から集めたかのよう!1点ものの豪華なグラスから独創的でユニークなボトルまで、約5000点という展示物は眺めているだけで楽しいものばかり。

まずは入り口脇の映像ホールで、ウォッカやクリスタル社の歩みを鑑賞
(ソ連の宇宙飛行士によってウォッカが宇宙で飲まれた瞬間などの貴重な映像満載!ロシア語のみ)。
つづいて窓からレンガ造りの可愛らしい工場を臨む広々とした2つの展示ホールへ移動します。
アンティークのプレーヤーから流れるロシア民謡をBGMに、ダンディーな館長による丁寧な説明をひとつずつ聞いていき、
最後にはホール奥の洗練されたバー・スペースでウォッカを試飲。
これで1人1000ルーブルという大人向けの高級プランが人気だそうです(現在10名~予約可)。
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 一方、まるで子供の国みたいなイズマイロヴォのクレムリン内に2001年にオープンした“ウォッカ歴史博物館”は、
1人100ルーブルのお手軽プランで子供連れのファミリーもちらほら。
小さな3つの展示ホールの1つ目には、15世紀当時の蒸留装置とともに
約500年にわたるウォッカの歴史が紹介されています。
「ロシアの運命は、為政者のウォッカに対する態度に左右される」
ともいわれてきたロシアの、歴代皇帝たちによるウォッカにまつわる
法令などもご覧いただけます。

2つ目のホールには、時代とともに変遷し

てきたウォッカ・ボトルが勢ぞろい!

600種類以上というラベルのデザインや
ネーミングは見応え充分です。
  

3つ目のホールには、禁酒ポスターの数々。分かってはいるんだけどやめられない、そんなウオッカの魅力が存分に伝わってきます。

飲み過ぎて足跡が
ウォッカのボトル型に・・・!

ロシアの伝統的な湯沸かし器 サモワールが
テーブルからウォッカボトルを押しやり、
「テーブルはお茶のためのもの!」と宣言。

ウォッカボトルにまたがる男性の目の前に出現した分かれ道。
行き先は警察か牢屋か墓場のみ・・・(><)

そしてお腹も空いてきたところで併設されたロシア料理レストランへ。

iv>

 いずれも、ウォッカの強力なアルコールのみならず、ロシア人のウォッカへの強い愛で酔っ払ってしまいそうなロシアらしい博物館です。

「モスクワ通信.ru(ロシア雑貨マリンカ)」より

黄金の秋は結婚式シーズン!

2008-10-01

長い冬と短い夏の間の、さらに短い秋の1週間、
モスクワの木々は一斉に黄金色に染まります。
詩人プーシキンは、この美しいロシアの秋を“黄金の秋”と名付けました。
赤や黄色の日本の紅葉も格別ですが、黄金色のロシアの紅葉も美しいものです。
大きな黄金色の葉っぱが敷き詰められた落ち葉の絨毯のうえを、
大きな黄金色の葉っぱをブーケにして歩く人が行き交うなか、
週末になると目を引くのが白いウエディングドレスです。

戸籍登録課で婚姻届を済ませ、ロシアでは右手の薬指に指輪をはめた新婚さんたちは、
華やかに飾られた長いリムジンに乗って、モスクワ市内へ繰り出すのが恒例となっています。
赤の広場やクレムリン、雀ヶ丘展望台など、モスクワでも景色が美しいとされる
場所へ行っては、写真を撮ったりビデオを回したりして、とっておきの記念日を過ごします。

道行く人が“ゴーリカ、ゴーリカ!(苦いぞ!)”なんて声をかけると、二人は甘いキスで応えなければなりません。
たくさんのひとが“おめでとう!”と声をかけ拍手を送り、そうして幸せは何倍にも膨らんでいき、お待ちかねの夜の大宴会へとつづいていくのです。

厳かなロシア正教会ウェディングや豪華なレストランウェディング、はたまた伝統にならって、
早朝に花嫁の家にやってきた花婿が、家族や友人によって隠された花嫁を探し、お姫様抱っこで連れ出すウェディング・・・などなど、
カップルごとに結婚式のスタイルもさまざまなよう。
変わらないのは、二人が永遠の愛を誓うことくらい。
一方で、実はロシアの離婚率の高さは驚くほどの数字です。
2006年の統計では、結婚登録数が42万2000件のところ、なんと離婚率は30万7000件・・・
ほぼ3人に1人の割合なのです。
黄金の秋に実った愛の誓い、どうかいつまでも続きますように!

「モスクワ通信.ru(ロシア雑貨マリンカ)」より