【今日のロシア料理】函館 五島軒

2016-09-18

函館山のロープウェーで夜景を楽しんだ翌日は、ふもとにある函館屈指の老舗洋食レストラン五島軒本店へ。明治12年の創業から130余年、異国情緒たっぷりに変わらぬ味を伝えてきました。

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国の登録有形文化財でもある五島軒の店舗は、創業時から異国情緒漂うハイカラなものとして市民に親しまれてきました。函館に来たらここでお食事を、と観光客にも大人気。レストラン・雪河亭では、伝統の洋食メニューやインド・フランス・イギリス風と世界のカレーが楽しめるのはもちろん、ロシア料理を頂くことも出来ます。

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予約なしで頂ける『創業の味セット』は、ボルシチスープ(ビーフ)、メイン(サーモンと茸のロシア風またはビーフストロガノフ)、ロシア風サラダ、ロシアケーキ クワード、パンまたはピロシキ(限定20個)。そして今回私たちは、数日前から予約して戴くことが出来る『ロシア料理コース』で結婚記念日をお祝いすることに。五島軒の名前の由来でもある初代料理長の五島英吉氏は、ハリストス正教会で10年間ロシア料理とパンを学びました。現在は、第14代目にして初の女性総料理長が腕をふるっていらっしゃいます。

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△ロシア風オードブル「ザクスキー」。お酒と前菜があれば大満足!というくらい種類豊富なのが嬉しいロシアの前菜。キャビアやイクラ、サーモン・・・贅沢!

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△ボルシチスープ。煮込み料理には特に自信あり!という五島軒自慢の逸品。野菜も肉も大きめで、口の中でとろけるように滋味が広がっていきます。

 

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△付け合わせには、ほんのり香るライ麦パンなど数種。せっかくなので、ピロシキも注文してみると。珍しいまんまる型でふんわりとした焼きピロシキ。なかにはお肉がたっぷり。

 

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△メインの魚料理は、海の幸シャシリック ビネガーソース。フランス料理も人気のある五島軒オリジナルのビネガーソースは、こくがあってまろやかな酸味。ロシアでは屋外でバーベキュー風に戴くことが多いためどちらかというと野性的なイメージのシャシリクを上品にまとめています。

 

 

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△お口直しのレモンシャーベット。目の前でショットグラス1杯分のウオッカを振りかけ、火をつけてくれるパフォーマンスも!青白い炎に包まれたシャーベットは、程よくアルコールが飛んで口当たりよくどんどん食べられそうですが気づくと酔いが・・・!?

 

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△メインの肉料理は、牛フィレステーキ ロシア風。野菜サラダ盛り合わせとともに。じっくり煮込まれた大きなお肉の塊は、ほろほろととろけるように柔らかく、お肉とソースの旨味が口いっぱいに贅沢に広がります。創業の味コースではビーフストロガノフとロシア風サラダが提供されるようですが、ロシア料理コースでもその2品が戴けると、五島軒のロシア料理メニューが網羅されていて喜ばれそうです。

 

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△デザートとロシアンティー。甘さ控えめが基本の日本に比べ、甘い物は思いっきり甘いのが好まれるロシアが懐かしくなるようなケーキ。とってもロシア的!なんですが、五島軒名物のクワードが登場することを期待していた私はちょっぴり残念・・・明治12年ロシア料理とパンの店として創業した五島軒のロシア風ケーキでしたら、ロシア好きはさらに喜ぶことでしょう!

 

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△こちらがクワード。くるみとレーズン、表面に塗られたアプリコットジャムがスポンジを引き立てます。(五島軒十文字街店で発見!)

 

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△そんなクワードやカレー、ボルシチ缶詰など五島軒名物もお買い求め頂ける館内のスイーツ&デリカショップ「Ashibino」その奥は、五島軒を舞台に朝日新聞に連載された小説『蘆火野』から名付けられたメモリアルホール「蘆火野」になっています。

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△創業の頃より使用されてきたメニューや洋食器、アンティークなストーブやレジスターなどの調度品、絵画等が展示されています。『蘆火野』の生原稿や佐藤忠良氏の挿絵も。佐藤忠良氏は、シベリア抑留後、ロシア民話絵本『おおきなかぶ』『ゆきむすめ』(福音館書店)などの挿絵等も手がけました。

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明治・大正の香りを今に伝えるレトロな館内は、美しいステンドグラスや美術品に彩られて見どころたっぷり。日本唯一の樺太産ツンドラ材の天井と水晶球のシャンデリアが輝く『王朝の間』では、平成元年に天皇皇后もお食事されました。パーティやウェディングなど大切な記念日にここを訪れる方も多いようです。

 

 

 

【今日のロシア】茨城・キエフ

2016-05-25

白凛居で山下りんのイコンに出逢った茨城・笠間の小旅行。笠間芸術の森では陶芸に挑戦したり、森のなかで陶造形作家の作品を楽しめる陶の杜を散策し、遊びの杜では山の斜面を滑り降りる全長160mロングすべり台で息子も大喜び。そして水戸のロシア料理店キエフにもお邪魔しました。

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大通り沿いながら緑に囲まれて森の一軒家のような可愛らしい外観。赤煉瓦がロシアを想わせます。

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緑豊かな美しい街ウクライナのキエフから店名をとったそうです。キエフ風カツレツはもちろん、ボルシチなど現在ロシア料理として親しまれているお料理の発祥の地でもあります。

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 温かなランプの灯りに誘われるように扉をあけます。ロシア民謡が流れる店内は、落ち着いた照明と天井近くのステンドグラス、ヨーロッパのアンティーク家具が異国情緒を醸し出しています。

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テーブルセッティングは、ボルシチのような美しい赤を基調に。私にとっては、こういう赤が“ロシアの赤“、そしてこちらのテーブルクロスのようなイコンの聖母が身につけているような青が“ロシアの青”です。

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 フロア正面奥には大きな暖炉、トレチャコフ美術館に収蔵されているクラムスコイ作『忘れえぬ女』が飾られていました。

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暖炉上のスペースにはロシアがいっぱい!年代物のマトリョーシカやサモワール、ホフロマ塗り、バラライカ。ウオッカ瓶も並んでいます。

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 △ボルシチとパン、前菜の盛り合わせとサラダ(自家製ドレッシング2種)。こちらのボルシチは、お肉を煮込んでこしたスープにお野菜がとろりと優しいお味で、ここにスメタナと酢漬けのビーツをお好みで加えてボルシチを完成させる珍しいスタイル。前菜はサーモンにキャビア、酢漬け野菜が数種。

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△ピロシキもブリヌイ(ロシア風クレープ)とコラボレーションしたようなユニークさ!クレープのような薄い生地に肉だねを巻いてそれに衣をつけて揚げるというコロッケのようなお店オリジナルのスタイル。

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ビーフストロガノフは、大きくてとろける牛肉やきのこがたっぷり!ロシアのクリーミーなビーフストロガノフとは少し違いますが、日本の洋食屋さんの赤ワインで煮込んだビーフシチューを彷彿とさせる日本人の大好きな味です。

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△迫力のシャリャーピンステーキ。かつて歌手シャリャーピンが帝国ホテルに滞在した際に、柔らかいお肉を召し上がって頂こうという思いから考案されて以来、日本においてロシア料理メニューのひとつとして愛されています。(過去関連ブログ☆【今日のロシア】帝国ホテルのシャリャアピンステーキ&パイ【今日のロシア】題名のない音楽会〜日比谷公会堂さよなら音楽会〜

 

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食後には、ロシアンティーを。蜂蜜とジャム2種がそえられていました。ロシアではジャムを食べながら紅茶をいただきますが、日本ではジャムを紅茶に入れて飲むスタイルが“ロシアンティー”としてお馴染みです。

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キエフやロシアを訪れたことはないというご主人と奥様ですが、日本人向けにアレンジされたロシア料理はどれもこれも美味しく、店内で醸し出されている空気感がなんといえずロシア的で、ロシア郊外のレストランにいるような不思議な気分も味わえました。

 

 

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【今日のロシア】ベトラーヴ・ビストロ・ジロー

2016-04-09

代々木公園で、二人乗り自転車を楽しみ、補助輪なし自転車も練習しはじめた息子。ランチはどこにしよう・・・とお散歩していると珍しい国旗を発見し息子が「ウクライナ!」

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仏料理店『ベトラーヴ・ビストロ・ジロー』のオーナーシェフさんは、在ウクライナ日本大使館料理長を務めた経験をお持ちとのことで、メニューにはボルシチなどウクライナのメニューも。そう、ボルシチはロシア料理のイメージが強いですが、ロシア料理として知られているお料理には、もともとウクライナが発祥の地であるものも多いのです。ちなみに店名のBetteraveはフランス語でビーツを意味するそうです。

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ウクライナ風ポテトサラダ“毛皮のコートをまとったニシン“、ウクライナ風クリームグラタン“ジュリエン“、ウクライナのじゃがいもを使ったお焼き“ドラーニキ“など・・・!ただ、残念ながらウクライナメニューはディナータイムのみということで、また改めて伺いたいと思います。

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店内にはウクライナ雑貨もディスプレイされていました。在日本ウクライナ大使がいらしたときのお写真や、大使館時代に日本国外務大臣をお迎えしたときの写真なども飾られていました。

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テラス席の鉢植えには、アクセントとしてウオッカ瓶も。パスハを前に入り口には、立派なねこやなぎの枝が飾られていたのが印象的でした。