【ロシア文化フェスBlog】自然と芸術の化学変化 ~3~

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ロシア文化フェスティバルblogより)

ここで展覧会を開いてみたい!」世界中のアーティストを魅了してやまない、日本が誇る美術館のひとつである神奈川県立近代美術館 葉山。

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青い空と蒼い海をつなぐ白い美術展示室には、四季折々の光と波音、そしてここちよい潮風に満たされています。

ここにロシア・アヴァンギャルド!?ソヴィエト・モダニズム!?一見してミスマッチにも思える展示でも、自然の包容力と人間の創った芸術との新しい化学変化を見ることができます。「やや不便な場所にありますが、だからこそ見にいらした方を裏切らない最高のおもてなしをご用意しています」と水沢館長。

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△右から、オープニングレセプションでご挨拶される水沢 勉館長、東京新聞の寺尾晶子文化事業部長、松本ルキさん、ロシア文化フェスティバル日本組織委員会より委員長に代わり鳩山幸夫人と長塚英雄事務局長

水沢館長「革命、建設、実験と挫折・・・そのなかで行われた果敢な挑戦。ちょうどこのポスターが生まれたアヴァンギャルド時代の、日本とロシアとの濃密な芸術の結びつきに非常に関心があります。他人には思えない,一言で言えば、ロシアにはそういう想いがあります。見る前と見た後では違うセンセーションのなかにいる、そういう展覧会をこれからも企画していきます。」

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△籾山昌夫 主任学芸員によるオープニングトークも大盛況!

△「これだけのスケールで破綻なくデザイン出来る素晴らしさ!」と籾山主任学芸員も絶賛。エイゼンシュテイン監督の映画『10月』をテーマにしたステンベルグ兄弟の大作ポスターの前で。

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籾山主任学芸員「展示室はあえて壁を取り払い、溶け合ったり、際立ったり、たくさんの情報量のなかで、あらゆる作品を視覚的に流れるようにとこだわって展示しています。違う時代のものが一堂に会する、その時代でも見ることが出来ない組み合わせ、それは企画展ならではの大きな楽しみのひとつでもありますよね。」

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△ キリル文字などを配してアヴァンギャルド作品を実際に創ることができるユニークなコーナーも人気でした!

年に2回ダイヤモンド富士も見えるという展望台やトンビが舞う庭園をお散歩するもよし,美術図書室で『USSR under construction』をはじめ作品の背景を深める貴重な資料に目を通すもよし、ミュージアムショップやレストランでくつろぐもよし・・・皆様もどうぞ芸術の秋の一日をご堪能ください!

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