【今日のロシア】ソ連カルチャーカルチャー2~バック・トゥ・ザ・USSR!レポート後半

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つづいて、雑貨屋Mitte店主の渡辺さんは、かわいい!どっかヘン!?ソ連のゆるキャラや魅惑のソ連アニメを一挙紹介!Mitteでも人気を2大人気を誇るというチェブラーシカとミーシャ。

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△日本でもお馴染み『チェブラーシカ』は、雑貨屋さんならではの着眼点で、ソ連時代に流通していた“これもチェブラーシカ!?“な雑貨の紹介から。

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△こちらも日本で根強い人気を誇るモスクワ五輪のマスコットキャラクターであるミーシャは、1979年〜日本のTV朝日系列で『こぐまのミーシャ』として放送されていました。渡辺さんもご覧になっていたそうです!

△サビ部分で♪ハラショハラショと唄うオープニングテーマ曲「ノルマーリーナ ミーシャ」

 

そして、日本ではあまり知られていないソ連アニメからは、ヘビースモーカーの狼と野うさぎの追いかけっこが主体のストーリーから、“ロシア版「トムとジェリー」“とも言われている『Ну погоди(今にみてろよ)』(1969~2012)や、1964年から現在まで、夜よいこが眠る時間に放送されてきた『Спокойной ночи, малыши!(おやすみなさい、こどもたち!)』には、さすがソ連通のお客様も多く「見たことある!」「懐かしい!」なんて声も聴こえました。

https://www.youtube.com/watch?v=gQIs9WkYvlA

△『Ну погоди(今にみてろよ)』

△『Спокойной ночи, малыши!(おやすみなさい、こどもたち!)』公式サイトでは、うさぎのСтепашка、イヌのФиля、ブタのХрюшаなどそれぞれのキャラクターのお部屋で遊ぶことが出来ます。

このあと、チェブラーシカの声優であるКлара Румяноваさんのアフレコ風景動画や、アメリカ版とは全く違うもののなんだか愛らしくて心をくすぐるソ連版『Винни Пух(クマのプーさん)』の独特のしゃがれ声に隠された謎など。

https://www.youtube.com/watch?v=3jbMMHNnxc0

△イベントでは、プーフと声優さんがそっくり!と話題になりましたが、クララさんとチェブラーシカもどこか似ているような・・・!

https://www.youtube.com/watch?v=Bn5swOZ1EYk

△『Винни Пух(クマのプーさん)』

そして、本家とは似ても似つかないといえば、こちらも悲鳴があがったフィンランドの 『Муми дол(ムーミン)』とイギリスの『Алиса в стране чудес(不思議の国のアリス)』シリーズのソ連版・・・

https://www.youtube.com/watch?v=Yfu6JKZFKxs

△『Муми дол(ムーミン)』のアニメシリーズ。第一話(1980)«Муми-дол. Всё дело в шляпе»、 第2話(1981)«Муми-дол. Лето в Муми-доле»、第3話(1983)«Муми-дол. В Муми-дол приходит осень»

 

https://www.youtube.com/watch?v=hj8-0MgVgxg

△『Алиса в стране чудес(不思議の国のアリス)』 

 

 △ボリショイバレエでは、外国人初にして日本人唯一の第一ソリストを務めたダンサーの岩田守弘さんが主役の正義の見方を演じる演目としてもモスクワ在住邦人の間で知られている『Чиполлино』やスーパーの牛乳パッケージでもお馴染みの『Трое из Простоквашино』は私もアニメは初めて拝見しました!

https://www.youtube.com/watch?v=xrOWFjWDiWQ

△牛乳のCM

 

あっという間にタイムリミットが迫ってくると「もっともっと見たい!」「時間よ、とまれ!」会場からは早くも第3弾のリクエストも。控え室で直前まで推敲されていた膨大な資料は、この日はほんの一部しか紹介できなかったそうで、そのまま1冊の本になりそうな完成度でした!

これまで「ソ連の飴紙展」、「ソビエト宇宙デザイン展」、「ソ連の年賀状展」、そしてソ連カルチャーカルチャーと、CCCP企画展&イベントを世に送り出し伝説をつくりつづけるソ連&ロシア、ヨーロッパ雑貨屋Mitteさん。今後も期待です!!なお、これまでの企画展については下記まとめられています。

「ソ連の飴紙展」
「ソビエト宇宙デザイン展」
「ソ連の年賀状展」

 ☆過去関連ブログ【今日のロシア】雑貨店mitte

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 △さらに「素晴らしきソ連音楽の世界」と題して、今回はソ連時代に『モスクワ放送』としてスタートした国営ラジオ『ロシアの声(現・ラジオ・スプートニク)』元アナウンサーで、ソ連に生きた伝説のDJ西野肇さんが登場。かつてスターリン独裁政権下で、禁じられていた西側のジャズやロックなどの音源を、使用済みのレントゲンフィルムに焼き付けて製作された”ろっ骨レコード“の実物を披露しました!

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△西野さんといえば、この命を賭けて音楽を愛したソ連の人々について特集したNHKドキュメンタリー番組『追跡 ろっ骨レコード ロシア・冷戦下の青春』のプロデューサーでもあり、日本で唯一のろっ骨レコード保有者でもあります。

 

 放送でビートルズを流し大目玉をくらった逸話や、画期的な音楽番組ミッドナイトインモスコー誕生秘話、アーラ・プガチョワの百万本のバラを日本に紹介したエピソードなども、モスクワ放送の当時の音源と一緒にご紹介。モスクワ放送のコールサインが流れると一緒に歌いだすお客様もいらして、イベント終了後も西野さんとろっ骨レコードの周りには人だかり!

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△西野さんと“懐ソ派“リスナーのガモーノフさん。今度はまたゆっくりと、西野さんとガモーノフさんの貴重なソ連レコードのコレクションやろっ骨レコードを実際に78回転プレーヤーで拝聴する会を開催しようと約束して会場を後にしました。

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 △ガモーノフさんのソ連モスクワ放送ベリカードコレクションも!

 モスクワでもロシア人がソ連をエンターテイメント化して味わうレストランやスーパーがブームになっていましたが、ここ日本でもそんな兆しを感じるひとときでした。ソ連の、モスクワ放送(ロシアの声→ラジオ・スプートニク)の新しい楽しみ方も教えて頂きました。

 

 

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