【日本のなかのロシア料理】茨城・キエフ

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白凛居で山下りんのイコンに出逢った茨城・笠間の小旅行。笠間芸術の森では陶芸に挑戦したり、森のなかで陶造形作家の作品を楽しめる陶の杜を散策し、遊びの杜では山の斜面を滑り降りる全長160mロングすべり台で息子も大喜び。そして水戸のロシア料理店キエフにもお邪魔しました。

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大通り沿いながら緑に囲まれて森の一軒家のような可愛らしい外観。赤煉瓦がロシアを想わせます。

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緑豊かな美しい街ウクライナのキエフから店名をとったそうです。キエフ風カツレツはもちろん、ボルシチなど現在ロシア料理として親しまれているお料理の発祥の地でもあります。

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 温かなランプの灯りに誘われるように扉をあけます。ロシア民謡が流れる店内は、落ち着いた照明と天井近くのステンドグラス、ヨーロッパのアンティーク家具が異国情緒を醸し出しています。

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テーブルセッティングは、ボルシチのような美しい赤を基調に。私にとっては、こういう赤が“ロシアの赤“、そしてこちらのテーブルクロスのようなイコンの聖母が身につけているような青が“ロシアの青”です。

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フロア正面奥には大きな暖炉、トレチャコフ美術館に収蔵されているクラムスコイ作『忘れえぬ女』が飾られていました。

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暖炉上のスペースにはロシアがいっぱい!年代物のマトリョーシカやサモワール、ホフロマ塗り、バラライカ。ウオッカ瓶も並んでいます。

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△ボルシチとパン、前菜の盛り合わせとサラダ(自家製ドレッシング2種)。こちらのボルシチは、お肉を煮込んでこしたスープにお野菜がとろりと優しいお味で、ここにスメタナと酢漬けのビーツをお好みで加えてボルシチを完成させる珍しいスタイル。前菜はサーモンにキャビア、酢漬け野菜が数種。

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△ピロシキもブリヌイ(ロシア風クレープ)とコラボレーションしたようなユニークさ!クレープのような薄い生地に肉だねを巻いてそれに衣をつけて揚げるというコロッケのようなお店オリジナルのスタイル。

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ビーフストロガノフは、大きくてとろける牛肉やきのこがたっぷり!ロシアのクリーミーなビーフストロガノフとは少し違いますが、日本の洋食屋さんの赤ワインで煮込んだビーフシチューを彷彿とさせる日本人の大好きな味です。

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△迫力のシャリャーピンステーキ。かつて歌手シャリャーピンが帝国ホテルに滞在した際に、柔らかいお肉を召し上がって頂こうという思いから考案されて以来、日本においてロシア料理メニューのひとつとして愛されています。(過去関連ブログ☆【今日のロシア】帝国ホテルのシャリャアピンステーキ&パイ【今日のロシア】題名のない音楽会〜日比谷公会堂さよなら音楽会〜

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食後には、ロシアンティーを。蜂蜜とジャム2種がそえられていました。ロシアではジャムを食べながら紅茶をいただきますが、日本ではジャムを紅茶に入れて飲むスタイルが“ロシアンティー”としてお馴染みです。

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キエフやロシアを訪れたことはないというご主人と奥様ですが、日本人向けにアレンジされたロシア料理はどれもこれも美味しく、店内で醸し出されている空気感がなんともいえずロシア的で、ロシア郊外のレストランにいるような不思議な気分も味わえました。

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