ノーベル平和賞に、ロシア『ノーバヤ・ガゼータ』編集長ドミトリー・ムラトフ氏

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今年のノーベル平和賞に、ロシアのジャーナリストで『ノーバヤ・ガゼータ(Новая газета)』の編集長ドミトリー・ムラトフ(Дмитрий Муратов)氏が選ばれました。ロシア人のノーベル平和賞受賞3人目で、1人目は、水爆開発に携わり“ソ連水爆の父”と呼ばれながら、後半生は民主化のために活動したことが評価されて1975年に受賞した核物理学者、アンドレイ・サハロフ氏。2人目は、1990年に冷戦を終結させたことが評価されてミハイル・ゴルバチョフ元大統領が受賞しています。そして今回、ソ連からロシアになってからは初めて、「表現の自由」のために戦うジャーナリストとしてムラトフ編集長が受賞しました。

発表された日は、この新聞社の記者であり、何者かに暗殺されたアンナ・ポリトコフスカヤ記者の命日でもあり、またこの事件の時効が成立した日でもあったそうです。『ノーバヤ・ガゼータ』本社前にはこの事件を記憶に留めるために「アンナの庭」(сад имени Анны Политковской)がつくられ、記念碑が掲げられており、また社内にはデスクがそのまま残されているそうです。

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△生前暮らしていた建物の入り口前にも記念碑(写真はwikipediaより)があります。(Лесная, 8/12, Москва)

スウェーデンのノーベル博物館についてはこちら

北欧スウェーデン・ストックホルム 市庁舎、旧市街のノーベル博物館

サハロフ博士の銅像についてはこちら

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