【英国のなかのロシア】永遠に白鳥を舞う・・・アンナ・パヴロワの骨壺がある火葬場

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ロンドンデビューを飾った劇場にあるアンナ・パヴロワ像と(☆【英国のなかのロシア】劇場で踊りつづけるバレリーナ!黄金のアンナ・パヴロワ像)、晩年を過ごした家を訪れましたが(☆【英国のなかのロシア】アンナ・パヴロワの暮らした家 Ivy House in Golders Green)、その家の近くにある火葬場には、50歳の若さで亡くなったパヴロワは火葬されて骨壺が置かれています。

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広い敷地内は庭園になっていて、桜の花も咲いていました。愛する故人の名前をつけてたくさんのバラの花が植えられており、バラの花が満開になる時期には本当に美しいことでしょう・・・!

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△あ!こまどり!

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△ぐるりと一周すると、ユダヤ教の墓地もありました。ゴルダーズ・グリーン付近はユダヤ人が多く暮らすエリアで、学校や食材店なども多くあります。

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骨壺が収められている建物に入ってみると、ロシア人の名前もたくさんありましたが、パヴロワのお墓は見つけられず。

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インフォメーションで尋ねてみると、残念ながら現在はコロナウイルスの影響で入ることができないとのことでした。

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△お写真はWikipediaより。バレリーナと白鳥の陶器のお人形が置かれています。かつては、ピンク色のトウシューズも置かれていたそうですが盗まれてしまったようです。

パヴロワの遺灰は、長い間パヴロワが愛する夫と暮らした家のそばで静かに眠るべきか、あるいは故国ロシアへ移すべきか(ロシアのなかでも、生まれ故郷で母の眠るサンクトペテルブルクのお墓なのか、あるいは多くの偉人が眠る首都モスクワのお墓なのか)、そして夫の遺灰を共に移すべきなのか・・・長いこと話し合われていたそうです。2001年にはいよいよ故国ロシアのモスクワのノヴォデヴィチ墓地に改葬されることになり、輸送の手配からお墓の用意、記念式典まで予定されていたそうですが、予定日の数日前に計画は中止となったのだそうです。

さて、パヴロワ本人の願いはどうだったのでしょうか。早すぎる突然の死でしたから、オランダ公演の合間のことで、最後の言葉は”Prepare me my swan costume!”(白鳥の衣装を用意して頂戴!)だったとさえ言われています。

ロンドンのなかにはパヴロワにまつわる場所もまだまだたくさん眠っていそうです。

(米追記)2021年7月29日、バラの季節の再訪しましたが、まだ入ることはできませんでした。

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